科学技術を伝える1

「かたちのないもの」を可視化する

未来館の扱うテーマは先端の科学技術。研究者の思考や研究プロセスも含む、まだこの世界に誕生していないものたちです。この「かたちのないもの」をどのように表現するのか。研究者・技術者やクリエイターと共に重ねた創意工夫の一端を紹介します。

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先端科学技術の今、そしてその先の未来について「展示」という形で表現することに挑戦してきました。今まだ研究開発途中のもの、研究者・技術者の思考や研究プロセスなどのかたちのないものを、どのように提示するのか。長期に渡る展示制作では、企画者、研究者・技術者、デザイナー、施工者など多くの人が関わり、議論を繰り返しながら試行錯誤を重ねます。

開館から20年、科学技術を「伝える」ことから始まった常設展示は、来館者が「見て、触れて、感じる」展示へと変わり、今では未来について自ら「考える」ことを促す展示体験を目指しています。トライアンドエラーを繰り返しながら、日々開発が進められています。