今から約2億年前の三畳紀末、いくつもの巨大隕石が地球に衝突しました。衝突の衝撃によって大量の物質が吹き飛ばされ、地球全体に降り積もったと考えられています。2012年、佐藤峰南氏は岐阜県坂祝町の地層から、このとき降り積もった物質を含む粘土層を発見しました。これは三畳紀の海に由来する地層から見つかった隕石衝突の直接的な証拠としては、初のものです。
隕石由来の物質の正体は何でしょう? なぜそれが日本で見つかったのでしょう? そして隕石衝突の後に生物の絶滅は起きたのでしょうか? 佐藤氏の発見によって明らかになったことを紹介します。

※コミュニケーション支援として音声認識字幕を表示します。

ゲストスピーカー

佐藤峰南  の写真

佐藤峰南

千葉工業大学 次世代海洋資源研究センター

1987年生まれ。九州大学大学院理学府修了。博士(理学)。
巨大隕石衝突とそれにともなう環境変動の解明に関する研究を進めてきた。
地質学を通して宇宙を見る研究に魅了され、地球に流入する宇宙塵から巨大隕石に至るすべての宇宙物質を地層中から復元すべく研究を行っている。

企画・ファシリテーション

福井智一 の写真

福井智一

日本科学未来館 科学コミュニケーター

開催日時
2019年1月13日(日) (1)12:30~13:00 (2)15:30~16:00
※1日に2回開催します。(内容は同じです。)
※各回ともに、研究者によるトーク15分間と座談会15分間の2部構成です。
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
対象
小学4年生以上
※イベントの様子を撮影した写真を広報などの目的で使用および公開する場合があります。予め、ご了承ください。
定員
各回30名程度(定員を超えた場合は、立ち見でのご見学も可能です。)
参加費
入館料のみ
参加方法
事前申し込み不要。 直接会場にお越し下さい。(先着順)
主催
日本科学未来館
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)