日本列島は昔、大陸の一部だった?
将来、「島」ではなくなる?

地球の大地は誕生以来、絶え間なくその形を変え続けています。日本列島も、今の形になったのは1500万年前 。そして将来は、また形を変えてゆきます。どのようにして今の見慣れた形ができたのでしょうか、また、これからどのように変わっていくのでしょうか。
それを教えてくれるのは、私たちの足元にある岩石です。

このトークセッションでは、地質や岩石を専門とする2人の研究者のお話を通じ、日本列島誕生のきざしが見え始めた7億年前からの歴史と未来、そしてそれらを解き明かす鍵となる岩石の魅力に迫ります。足がかりになるのは、今年の科学技術週間に合わせて制作された「一家に1枚ポスター 日本列島7億年」。お招きするお二人はポスターの監修を行った研究者です。

会場では、全国各地の地形や地質の成り立ちを知ることができるWEBコンテンツや上を歩くことができる大きな地質図、そして、実際の岩石の展示を終日ご体験いただけます(トークセッション実施時間を除く)。また、トークセッション参加者には、一家に1枚ポスター「日本列島7億年」のプレゼントもあります。ぜひご参加ください。

※コミュニケーション支援として音声認識字幕を表示します。

ゲストスピーカー

磯﨑 行雄 氏

東京大学 大学院総合文化研究科 教授

1955年生まれ。大阪市立大学出身。山口大学、東京工業大学をへて現職。専門は地球科学(大地の生い立ちを探るテクトニクス・大量絶滅事件などの生命史についての野外地質調査が主体)。

辻󠄀森 樹 氏

東北大学 東北アジア研究センター 教授

1972年石川県山中温泉生まれ。地質学者。岡山大学助教・准教授などを歴任し2015年より現職。世界各地の岩石から、地球の変動の歴史と地球内部のダイナミックな振る舞いの解読に挑戦している。

企画・ファシリテーション

坪井 淳子

日本科学未来館 科学コミュニケーター

※「科学技術週間」とは
毎年、4月18日(発明の日)を含む月曜日から日曜日までの1週間。科学技術について広く一般の方々に理解と関心を深めていただき、日本の科学技術の振興を図ることを目的として1960年2月に制定されました。この期間に合わせて、全国各地の科学館、博物館、大学、研究所などでは、講演会、展覧会、映画会、座談会、施設公開など、さまざまな催しが行われています。平成31年度の科学技術週間は、4月15日(月)~4月21日(日)です。

※「一家に1枚ポスター」とは
科学技術週間に合わせて2005年より文部科学省が刊行・配布しているポスター。多くの方に科学に親しんでいただく機会を提供することを目的とし、これまでに、元素周期表、天体望遠鏡、鉱物、細胞などさまざまなテーマで制作されています。

開催日時
2019年4月21日(日) 14:30~15:30
※会場内の展示は、上記トークセッション実施時を除き、終日体験いただけます。
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
対象
どなたでも参加可能(内容は中学生以上向け)
定員
40名程度、満員の場合は立ち見も可能です
参加費
入館料のみ
参加方法
事前予約不要、直接会場までお越しください
主催
文部科学省、日本科学未来館
協力
国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター
一般社団法人日本地質学会
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)