ちがいは、たのしい。

「xDiversity(クロス・ダイバーシティ)」プロジェクト

プロジェクト概要

研究概要

デジタル技術によって、身体的・能力的なちがいから起こる課題を克服し、ともに喜び合える方法を研究しています。リアルタイムで話した言葉を表示する聴覚支援用の透明ディスプレイ、聴覚・視覚障害者とともにつくるプログラミング支援デバイスなど、多様性に寄り添う技術を開発。多様な人々が参加するワークショップや、プロトタイピングを通じた共創と喜びの場をつくることで、誰もが当事者として技術に関わり、生活の中で実装に取り組む場を目指します。

研究者が描く未来

多様な個性や機能障害の中に生まれる文化をならすのではなく、ともに分かりあえなさを分かりあい、喜びあえることを目指しています。その未来を技術開発と共創の中に見出し、生活の中で実践・日常化していくプロセスを研究活動として実現します。

研究者情報

落合 陽一 の写真

研究代表者:落合 陽一

筑波大学 デジタルネイチャー開発研究センター

2015年東京大学大学院博士課程修了,博士(学際情報学)。2015年より筑波大学助教としてデジタルネイチャー研究室を主宰、2017年より准教授,デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表。2017年からJST CREST xDiversity 研究代表として研究に従事。2017年から2019年まで筑波大学学長補佐。2017年より大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。2015年 World Technology Award受賞、2016年 Prix Ars Electronica、EU Starts Prize受賞、Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞、2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards 受賞、2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeaders of Tomorrowに選出、ダボス会議よりGlobal Shapers選出。

研究成果

2024年

2024.03
【発表】設楽明寿(口頭発表)、鈴木一平、田中沙紀子、菅野裕介、落合陽一
複数人のろう者による手話会話の生配信に関する事例報告:xDiversityスピンオフ・シンポジウム企画xTalk
情報処理学会第24回アクセシビリティ研究発表会

2024.02
【論文】Wataru Kawabe, Yuri Nakao, Akihisa Shitara, Yusuke Sugano.
Technical Understanding from IML Hands-on Experience: A Study through a Public Event for Science Museum Visitors.
Interacting with Computers, 2024.
DOI: https://doi.org/10.1093/iwc/iwae007

2022年

2022.07
【論文】Suzuki, I., Yamamoto, K., Shitara, A., Hyakuta, R., Iijima, R., Ochiai, Y. (2022). See-Through Captions in a Museum Guided Tour: Exploring Museum Guided Tour for Deaf and Hard-of-Hearing People with Real-Time Captioning on Transparent Display. In: Miesenberger, K., Kouroupetroglou, G., Mavrou, K., Manduchi, R., Covarrubias Rodriguez, M., Penáz, P. (eds) Computers Helping People with Special Needs. ICCHP-AAATE 2022. Lecture Notes in Computer Science, vol 13341. Springer, Cham.
DOI: https://doi.org/10.1007/978-3-031-08648-9_64
Presentation slides

2022.05
【論文】K. Endo, N. Uchida, R. Morita and T. Tawara, "Preliminary Investigation of Powered Knee Prosthesis with Small-Scale, Light-Weight, and Affordable Series-Elastic Actuator for Walking Rehabilitation of a Patient with Four-limb Deficiency," 2022 International Conference on Robotics and Automation (ICRA), 2022, pp. 01-06,
DOI: 10.1109/ICRA46639.2022.9811780.

2021年

2021.08
【学会発表】N. Uchida, A. Okino, K. Endo, 2021. A man with four limb defects develops gait patterns with the powered knee prosthesis. APOSM(ASIAN PROSTHETICS & ORTHOTICS SCIENTIFIC MEETING)(2021APOSM)

科学コミュニケーション活動

私たちは障害のあるなしに関わらず、得意・不得意、好き・嫌いなど様々な多様性を持っています。日本科学未来館の科学コミュニケーターと協働して、多様なみなさんがxDiversityの研究に参加する場をつくり、インクルーシブな展示体験コンテンツやワークショップの開発と実践を行うことで、障害の垣根を越えて交流し、語り合うことを目指します。

研究者トーク映像

活動・アーカイブ

科学コミュニケーターより

青木 皓子

魅力は何といっても、イベントに参加すると自分がプロジェクトの一員になったかのような “巻き込まれ感”。主役は様々な「ちがい」を持つみなさん一人ひとりです。個性あふれるメンバーとちがいの壁を乗り越えた世界をいっしょに想像してみませんか?