「わたし」がひとつではない未来。

「アバター共生社会」プロジェクト

プロジェクト概要

研究概要

遠隔操作をしているロボットが得た感覚を、自分も体感できる。そんな身代わりロボット「サイバネティック・アバター(CA)」の研究をしています。この技術によって、人は身体、脳、空間、時間の制約を超えて活躍することが可能に。一方で「目の前の相手は人なのかロボットなのか?」という問題も起こりえます。未来館ではアバターロボットの実証実験を行いながら、来館者との対話を通じ、未来での法・倫理・社会的課題に向き合う研究も推進しています。

研究者が描く未来

CAの開発によって、誰もがさまざまな社会活動を経験できる、人間中心のアバター共生社会の実現を目指しています。2050年には時間の使い方、場所の選び方、能力の拡張など、人の生活様式を大きく変革しながらも、バランスのとれた社会を実現します。

研究者情報

石黒 浩 の写真

研究代表者:石黒 浩

大阪大学大学院 基礎工学研究科

1991年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授(栄誉教授)およびATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。 2020年より、JST MOONSHOT目標1プロジェクトマネージャー、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー。2021年より、AVITA株式会社代表取締役。

科学コミュニケーション活動

様々なアバターを用いた実証実験や市民参加型のワークショップ等のイベントを通じて、研究者のみならず社会を構成する多様な人々と共に、アバターと共生する未来社会ついて議論を深めます。

研究者トーク映像

科学コミュニケーターより

齋藤 早樹子

身体や時間、空間の制約を超え、現実とは違う姿になったり、離れた場所でも活動したりできるアバター。新しい仕事に挑戦したり、家からリアルな宇宙旅行が楽しめる未来にワクワクします。アバターとともに生きる社会について、一緒に考えてみませんか?