プロジェクト概要

研究内容

コミュニケーションでは、「ことば」と「ことば以外の情報」が五感を通して相手に伝わります。そうしたコミュニケーションのあり方には文化・年齢・個人などによる違いもあります。本プロジェクトでは心理学と情報科学の方法論を融合させ、コミュニケーションを支える心の働きの実験的解明と、それに基づくコミュニケーション技術の開発を循環的につなげていきます。

科学コミュニケーション活動について

実験という手法を通して、「コミュニケーションを科学する」ということを来館者に知ってもらい、文化差や個人差が「コミュニケーション」のあり方にどのような影響をあたえるのか、一緒に考えたいと思います。来館者から得られたデータや対話を通して「コミュニケーション」についての新たな知見を明らかにし、それをもとに音声デザインなどの技術開発につなげていくことを目指します。

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田中 章浩

東京女子大学 現代教養学部 心理学専攻

1975年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(心理学)。東北大学電気通信研究所、東京大学文学部、Tilburg University(オランダ)、早稲田大学高等研究所等を経て、東京女子大学現代教養学部教授。Frontiers in Emotion Science編集委員、日本認知科学会常任運営委員、東京大学非常勤講師等を兼務。

メッセージ
コミュニケーションを可能とする人間の心の働きについて研究しています。心という「文系」のテーマについて、実験という「理系」のアプローチから迫っていく認知心理学の魅力をみなさんと共有していきたいと考えています。

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森勢 将雅

明治大学 総合数理学部

1981年北海道生まれ。2004年和歌山大学システム工学部卒業。2008年同大学大学院システム工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。関西学院大学、立命館大学、山梨大学を経て、2019年より明治大学総合数理学部専任准教授。音声・歌声を対象とした分析・合成・知覚・デザインの研究に従事。

メッセージ
声は、人類が古来から用いてきた情報伝達手段です。人はテキストで表現できる情報以外にも、様々な情報を声に乗せて発信しています。我々は、声による様々な情報の発信、および受信のメカニズムについて研究を進めています。

実験、研究成果

現在の入居プロジェクト