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研究施設
現在行われているプロジェクトのご紹介
ナノ格子制御プロジェクト

次世代のエレクトロニクス分野において主要な構成要素であるコンデンサの高性能化と製造技術の研究を行なっています。小型・軽量・高性能化を併せて実現するために、従来検討されて来なかった、剥離・転写・接合を用いた製造技術の確立を目指した研究開発を行なっています。とくにナノレベル格子の整合・不整合を利用を使用することで、剥離、転写、接合と行ったマクロレベルの現象を利用して、薄膜キャパシタ構造の創成とその応用技術を進めています。
科学技術振興機構「さきがけ研究」として推進中
担当者: 一木正聡(本務先: 東京大学 工学系研究科)
この研究プロジェクトの詳細
http://www.su.t.u-tokyo.ac.jp/~ichiki/index.html
空中3Dディスプレイプロジェクト
3D表示の多くは、人間の両眼視差を利用することによって疑似3Dイメージを2D上に形成したもので、視野の制限、生理的な不快等多くの問題がありました。その問題を克服するために、本当の3D空間で3Dイメージを見ることが可能な、「実像の3Dディスプレイ」を開発しています。
このディスプレイ装置はレーザー光線の焦点にプラズマ放出現象を使用し、焦点の位置を3D制御することによって、空気中にドットアレイを構成し、まさにSF映画に登場するディスプレイ装置のような3D画像を表示します。
事故予防のための日常行動センシングおよび計算論の基盤技術(子どもの事故予防工学) プロジェクト
人間が普段行なっている日常行動は、身近な現象であるのにも関わらず、その発現メカニズムは分かっていません。 たとえば、子どもや高齢者の事故を減らすためにも、こうした基礎的な解明が急務となっています。
本研究では、第一のステップとして、最近、急速に発展している新しいセンシング技術であるユビキタス型センシング技術と、インターネットを利用したセンシング技術とを、日常行動の定量化技術に応用します。
第二のステップとして、収集された日常行動データを再利用可能な知見としてモデル化し、さらに、これらの要素モデルを包括的な人間行動モデルとして統合したデジタルヒューマンを作成します。 第三のステップとして、本研究によって得られた日常行動の特性データに基づいたエビデンスベーストなサービスを開発し、社会に提供する研究を行ないます。 これまでに、近い将来起こりそうな乳幼児の事故を保護者にタイムリーに知らせるためのWEBコンテンツを開発してきました。
このように、本研究では、日常行動のセンシング技術、日常行動のモデリング技術、そして、これらに基づくことで可能となるエビデンスベースドなサービス技術を一つのループとしてつなげる研究を行なっています。 これらの研究を通じて「日常の知の体系」とでも呼べる新しい知の体系を創造するための具体的な方法論を提示することを狙いとしています。
この研究プロジェクトの詳細
http://www.sen.jst.go.jp/theme/theme_h17/Nishida.html
ATP 合成制御プロジェクト
ATPは地球のあらゆる生物のあらゆる細胞でエネルギー源として使われている大切な分子です。 生物のATPの消費需要は環境や体調によって刻一刻変化しているので、それに応じてATPの合成は制御されているはずです。
では、どのように制御されているかというと、これがまだわかっていません。 細胞のATPのほとんどを合成しているのは、ATP合成酵素というミトコンドリアの酵素です。 ATP合成酵素はぐるぐる回る回転モーター酵素なので、回転の制御を知る必要があります。 これを、生化学、タンパク質化学、遺伝子工学、遺伝生化学、1分子観察と1分子操作など様々な方法を駆使して研究しています。
さらに、ATP合成の異常が引き起こす細胞の異常や個体の病気についても研究しています。
ニュージーランドの研究者と共同で研究を進めている国際プロジェクトです。
ロボットOSプロジェクト
「実時間並列ディペンダブルOSとその分散ネットワークの研究」
知能ロボットには認識・計画・制御の各機能においてマイクロ秒精度の実時間処理が必要となります。また人間の身近で動作する次世代のロボットでは、安全、耐故障性、メンテナンス性などのディペンダビリティーの機能が重要になってきます。そこでロボット用OSとして、実時間制御機能と、異常を瞬時に検出したり、安全に関わる部分を頑健に保護したり、故障をメンテナンスしやすい機能を持つディペンダブルOSを研究開発しています。またこのOSを用いた知能ロボットの視覚・聴覚・移動などの機能を実現し実証実験を行っています。
医療研究の加速のために-病気のモデルとなる遺伝子改変マウスを世界最速で作成する技術開発プロジェクト-

ノックアウトマウス作製のために、ES細胞から作り出されたキメラマウス
「創薬シーズ開発の効率化に向けた次世代疾患モデルマウスの迅速作製技術開発」
病気の治療標的となる新しい分子の役割を研究したり、新しい医薬品を開発していく上で、その病気のモデルとなる様な実験動物が存在するか否かが、研究の成否を握っています。
マウスは、現在、自在に遺伝子を改変する事が出来る唯一の哺乳動物です。特定の遺伝子を過剰発現させたマウス(トランスジェニックマウス)や、欠損させたマウス(ノックアウトマウス)は、人の病気のモデルとなりうることから、医学において重要な研究開発ツールとされています。しかし従来、遺伝子改変マウスを樹立するには、多くの費用と時間がかかるという難点がありました。我々は医薬開発のための遺伝子改変マウスを、短期間、低コストで作製する独自の新技術=SCOT(Speed Conditional Gene Targeting)の実用化を目指しています。
信州大学大学院医学系研究科 新藤隆行
この研究プロジェクトの詳細
http://www7a.biglobe.ne.jp/~shindo/
