展示ゾーン:発見!世界一ライフ

人の手をかけた甲斐あり

真珠(養殖技術)

株式会社ミキモト、株式会社御木本真珠島

自然と人が共生する奇跡の技術

ミキモトは1893年に半円の真珠養殖に成功した後、長い試行錯誤を経て、世界で初めて養殖真珠の産業化を実現しました。天然真珠は数百~数千の貝に一つ位しか採れないため「奇跡の宝石」といわれていた時代、貝に真珠を作らせる技術は、世界を驚かせる「奇跡の技術」でした。
「貝を育む海」と「真珠を育む貝」と「真珠と貝を育てる人」が関わって生まれる養殖真珠。自然と人が共生する永続的な産業として世界中に広がっています。


CULTURED PEARLS

K.MIKIMOTO&CO.,LTD. / MIKIMOTO PEARL ISLAND CO.,LTD.

A miraculous technology in which people and nature work side by side.


よっ、舞台裏!

貝のことばを聞いて、海の状況を知る

九州大学、東京測器研究所と共同で「貝(かい)リンガル」というシステムが開発されています。片側の殻にセンサーを、もう片方に小型の磁石を取り付け、貝殻の開閉運動を観測します。
赤潮は、特定の赤潮プランクトンが大量に増えることで海水中の酸素が減少して魚貝類を死なせたり、赤潮の種類によっては二枚貝だけを殺してしまいます。そこで貝リンガルの出番です。赤潮の初期、貝の中に入ってきた赤潮のプランクトンを吐き出そうと貝は普段よりも貝殻を頻繁に動かします。この生体反応を捉えることで、海の中のどの場所で赤潮が発生しているかがわかり、貝を安全な水深にいち早く避難させることができるのです。
研究を進めるうちに、海の変化に合わせて貝の反応も変わることもわかってきました。真珠養殖の現場では、このような最新の海洋環境の観測技術も生まれています。