展示ゾーン:潜入!世界一ファクトリー

職人技を世界へと打ち出します

打ち出し板金 三次元曲面成形

株式会社 山下工業所

新幹線の顔をつくる匠の技

打ち出し板金の最大の特長は、専用金型なしで3次元曲面のある金属製品を作り出せることにあります。熟練職人が金属板をハンマーで何度も叩いて伸び縮みさせながら立体形状を作り出します。大量生産には不向きですが、ほんの少ししか必要とされない製品作りには最適の技術であり、エネルギーの使用量・切り粉(金属くず)・廃液の発生が少ないため、環境に大変優しい生産技術としても高く評価されています。
新幹線の顔にあたる優美な先頭構体もこの技術で作られています。展示の楽器は、新幹線と同じタイプの特殊なアルミ合金製です。演奏がホームページで公開されています。
写真は「打ち出し板金」でつくったアルミバイオリン。


Uchidashibankin 3D sheet metal forming

Yamashita Kogyosho Co., Ltd.

The elegant streamlined faces of Shinkansen bullet trains have been made by the so called “3D Sheet Metal Forming Technology”.


よっ、舞台裏!

実はいろんな車両で活躍中!

金属を複雑な形に成型する方法として、自動車などの大きな部品を大量生産する場合に使われるのは「プレス加工」です。この方法には金型と機械、そしてこれらを作り動かすエネルギーが必要です。例えば新幹線の先頭車両をプレス加工でつくろうとすると、巨大な金型と機械が必要になりますが、打ち出し板金加工なら金属板を叩いて成形していくため、不要です。
この方法でつくられているのは新幹線の先頭部分だけではありません。新幹線の運転台の部品、特急電車やモノレールなどの先頭部分、運転台の部品など、実はさまざまな車両で打ち出し技術が大活躍しているのです。今走っている新幹線の中で最も新しいE6系(スーパーこまち)はもちろん、2015年の春にデビューが予定されているE7系(北陸新幹線)の車両でもこの技術が使われています。

打ち出し板金加工によるE4系新幹線の先頭構体製作
(株式会社 山下工業所)