展示ゾーン:潜入!世界一ファクトリー

ふれる機会が増えてきた“ 触れない”技術

FeliCa (非接触IC カード技術)

ソニー株式会社

“かざして便利”をもっと身近に

FeliCa は当初、IC カード(交通乗車券など)に搭載されましたが、その後携帯電話用のFeliCa チップを開発。カードだけでなく、携帯電話でも電子マネーや個人認証のできる各種サービスの土台となりました。1980年代後半から始まった開発は、試行錯誤を経て、半導体の設計や製造から、通信技術、セキュリティ技術などを組み合わせて完成しました。頑丈なセキュリティで守られつつ、一瞬で処理できる高速認証を実現しています。


FeliCa Contactless IC Card Technology

Sony Corporation

Bringing the convenience of scannable devices into our everyday lives.


よっ、舞台裏!

小さなICチップに込められた、たくさんの工夫

開発の大きなネックとなったことの一つが、“電源を必要としないカード”の開発でした。多くの人が利用する交通系ICカードでは、FeliCa ICチップを動かすためのバッテリーを内蔵すると、カードが分厚くなるだけでなく、電池切れの心配などが生じます。これを解決するために、電源を必要としないメモリーや、「リーダー/ライター」から非接触で電力の供給を可能にする周波数の通信を採用して、「バッテリーレス化」を実現しました。
もっとも苦労したのはセキュリティの問題です。FeliCaは乗車券、定期券を始め、電子マネーなどとしても使われるため、偽造やスキミングなどの攻撃から守る対策が必要です。そこで、情報を暗号化してやり取りするICチップに、外部から細工されると動作しなくなるなど、さまざまなセキュリティ技術を駆使することで情報を守っています。

FeliCaを搭載した透明ICカード
(右上の丸い部分にICチップ)
提供:ソニー株式会社