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A君とB君の会話を参考に、あなたの考えをお寄せください。
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A君 規制値が厳しくなるんだね。安全性が高まるなら、ぜひやってもらいたいね。
B君 うーん、でも規制値が厳しくなったら、より厳密な検査が必要でしょ? そこにかかるコストはどうなるんだろ? 税金とられるのも、値段が上がるのもイヤだなあ。
A君 でも、新しい規制値は世界基準に合わせたんでしょ。日本としては、世界に安全をアピールできるんじゃない? 輸出もしやすくなるし、海外からの旅行客も安心できるかも。
B君 だけど被災地の農家にとってはどうなの? 作付け制限も厳しくなるかもしれないっていわれてるよね。これから復興っていうときなのに……。
A君 うーん、でも消費者としては、ぶっちゃけ安心できるじゃん?
B君 だけど日本全体としてはどうなのかなあ。みんなが納得できる規制値って難しいよね……。
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解説① 4月の規制値改正とは

食品中に含まれる放射性物質に関する規制値が2012年4月に改正されようとしています。これまでの暫定規制値は、年間最大で5ミリシーベルトの被ばくに抑えられるように、例えば野菜の場合、中に含まれる放射性物質の上限を1kgあたり500ベクレルと定めていました。今回の改正では年間最大被ばく量が1ミリシーベルトに収まるように、100ベクレルに引き下げました。

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解説② 被ばく量とがんの関係

この改正で採用された年間最大被ばく量1ミリシーベルトという値は、Codex委員会(国際食品規格の策定等を行う政府間機関)が示す値です。ここで留意しなければならないのは、「被ばくによってがんになる可能性」は100ミリシーベルト程度以上では増すことはわかっていますが、これ以下ではよくわかっていないということです。年間1ミリシーベルトという値は、平均寿命まで被ばくを続けても100ミリシーベルトに及ばない値です。


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●投稿方法
※投稿は終了しました。
たくさんの真摯なご意見、まことにありがとうございました。

以下の項目に従って枠内にお書きください。
1. この改正で変わると思うこと
2. 年代(10代、20代……)・性別・職業
投稿していただいたものは、当館で拝見後、このサイト上で公開させていただきます。ただし、上記項目に沿わない投稿内容は非公開となります。また、建設的な批判意見は歓迎しますが、特定の個人の誹謗中傷や人格攻撃に類することは非公開とする場合がありますので、お控えください。また、いただいたご意見に対して基本的に個別の回答はいたしかねますので、ご了承ください。
なお、イベント当日にも一部を公開する予定ですが、その際、短時間で主旨を伝えるために内容を若干編集させていただく場合があります。
※いただいた個人情報を公開したり、外部に提供したりすることはありません。
(受付期間:2012年3月22日24時まで)
(当日の会議ではいただいたご意見を参考にしながら、規制値のあり方や、放射性物質とのつきあいかたについて議論していきます。皆さまからの幅広いご意見をお待ちしています。)

(当日の会議ではいただいたご意見を参考にしながら、規制値のあり方や、放射性物質とのつきあいかたについて議論していきます。皆さまからの幅広いご意見をお待ちしています。)


35 Responses to 03 食品の放射能、どこまで許せますか?

mamico says:
2012年2月24日 at 7:32 PM

1. この改正で変わると思うこと:やはり「下げれば下げるほど安心」という風潮になるのが怖いです。福島の瓦礫の受け入れを拒否する人たちと同様、リスクをゼロにするまで気が済まないというマインドは社会を病気にすると思う。
2. 40代、女性

demmy_s says:
2012年2月25日 at 12:32 AM

1. この改正で変わると思うこと: 生産者にとっては、体制を規制に合わせなければならないというだけで十分ストレスになってしまうのではないかと思います。ただ、こうした改正によって多くの人が「500ベクレルと100ベクレルに違いがあるのか」と疑問を持ち、正しい知識を得ようとすれば、逆に生産者も消費者の理解を得やすくなるかもしれません。 2. 10代・男・学生

hana says:
2012年2月25日 at 12:39 PM

1. この改正で変わると思うこと:規制値を500 Bqから100 Bqにしたところで、自分の口に入る食品中の放射能による自分の発ガン率の変化はほとんどないのではないでしょうか。消費者全体にとっても、被ばくが気になる人にとってはどこまで規制値を下げても心配なのかもしれず、逆に定められた規制値を信頼して流通している食品は安全と考えていれば規制値の値自体はそれほど気にならず、どちらの立場でも改正によって状況は変わらないと思う。それなのに、生産者や地方自治体に、物理的・金銭的・精神的に大きな負担がのしかかるという変化が問題なのではないでしょうか。
2. 30代、女性

shin says:
2012年2月25日 at 4:09 PM

1. この改正で変わると思うこと 
基準値を引き下げることによって、生産者の中には今の仕事を諦めざるを得なくなる人も出てくるでしょう。ワカサギ釣りや渓流釣りなどで賑わう地域では、民宿など周辺産業も含めて廃業を余儀なくされる可能性もあります。また、今の暫定基準値ぐらいであれば気にしない、または食べる量を自らコントロールすることでリスクを引き受けながらその産地のものを食べたい、という人の権利を奪うことになります。
一方、不安なので食べたくない、という人は、基準値がいくらであっても、トレーサビリティがしっかりしてさえいれば避けることができます。今の段階でも、避ける自由がすでに担保されています。
よって、様々な立場の人の権利を尊重するのであれば、今の段階で基準値を下げるべきではないと思っていたのですが、新基準値は決定してしまいましたね。
決まった以上は、汚染のメカニズムの調査や移行低減策を急ピッチで実施するべきだと思います。今後の見通しがはっきりしないと生産者は不安を抱き続けることになるので、半減期で自然に汚染が減少していくことや、低減策についての調査研究が進められていること、売上が減少した分については補償を途切れることなく受けられること、などのメッセージを発信することで、生産者が希望を失うことのないようにしなければならないと思います。また、非汚染地域と同等の物を作れるということを示せるように、検査を重ねて発信していくことも重要だと思います。

2. 年代(10代、20代…)・性別・職業
30代・男性・自営業

maru says:
2012年2月26日 at 8:04 PM

この規制値を決めた事のみで変わる事は無いと思います。それよりはこの規制値を守る為の取り組みを生産者・流通業者が誠実に行う事によって消費者の信頼が回復した時に何かが変わると思います。消費者に届くまでに規制値以上の商品が混入しない仕組みを構築する事が重要だと思います。また、規制値以下であっても個別商品の放射能汚染状況を明示する仕組みも必要だと思います。信頼関係の再構築の為には隠し事は駄目です。次の段階では急に決めた規制値ではなく原発事故以前の値(事故前の普通の生活レベル)を目指す必要があります。40代、男、会社員

leaf_parsley says:
2012年2月27日 at 6:08 AM

1. この改正で変わると思うこと 
消費行動:実際の消費行動における、無意識の産地忌避の傾向がこの改正で払拭されるのではと。消費者の最大多数は、すでにそんなに気にしていなくて、「ちょっと気になるから、並んでいたら、こっちを選んじゃうわ」というレベルが多いと思うので。コンビニ利用の数字は増加傾向にありますから、少なくともコンビニ商品の購入時点では躊躇っていないです。(もちろん0Bq を強く求める、声の大きい層もあるのですが、比率としては少ないのでは?と考えています。少ないのであれば選択の自由として社会的に許容が可能だと思われます。)
生産行動:100ベクレル以上が禁止になってしまうために、相当のストレスはかかるかと。100ベクレル超過品に対してきちんと賠償がはいれば、そのストレスも多少は軽減できるかなと期待します。しかし、努力してもこの基準にとどかない品目や、嗜好品レベルのものにはここまでの制限を掛ける必要がないのではと、大きな疑問を抱いています。実情に応じた柔軟な変更をかけていかれることを望んでいます。
社会的コスト:計測に関して、大きなコストが見込まれるのでは?(特に50㏃への変更のものについて) あまりにも計測コストのかかるものについては、義務ではなく目標値として提示されて管理したほうがよいのでは?。 100ベクレル超過分への賠償コストに関しても、あまりにも高額になってしまうようなら、我慢量として基準を緩めるか、その賠償コストをみんなで分担するかの選択をするステージはどこかで必要ではないでしょうか?
2. 年代(40代)・性別女・職業農業(被災地外)

leaf_parsley says:
2012年2月27日 at 1:19 PM

3、100㏃規制の必要性についても感じられるので少し補足させてください
今回の降下量は、東京で1960年代の100倍、福島県ではその東京の50倍から100倍(←飯舘村)と計測されています。ですから、みなさんが同じ基準で食事制限を行うわけにはいかないのではないでしょうか?100ベクレル/kGの変更は市場希釈率の高い首都圏では大きな意味はありませんが、もっと濃度の高い地域では、これによって現地でも買い物が少し気が楽になるのじゃないかと思います。同時に現地の生産者にとって「いくつまで売っていいか?いくつまで自分が食べてよいか?」というジレンマにある程度目安を示してくださる指針な気がします。厚生労働省の指針は本来一番必要とされる人を基準に設定されます。今回の場合、一番の弱者は「汚染濃度の高い地域の住まわれる、自家消費率の高い妊婦さん、乳児、子ども達」です。誰のための基準か?という視点は忘れてはいけないように思います。
しかし、同時に濃度の高い地域での経営は逆のベクトルを要求してしまう可能性は否定できません。大きな矛盾に直面しておられることと推測します。誰よりも当事者の方の要望に応えるような柔軟な対応が求められるのではないでしょうか?(長くなってしまって申し訳ない)

純太郎 says:
2012年2月28日 at 6:22 PM

1. この改正で変わると思うこと
私個人の生活自体は、何も変わらないと思います。普段から放射線量を気にしていないので。。。
「世界に安全をアピール」という点ですが、正直世界はそこまで日本に注目していないんじゃないかな。。。
それより、被災地の農家がさらに苦しむのではないかと予想しているので、胸が痛みます。

2. 30代、女性・会社員

ハル says:
2012年3月1日 at 12:54 PM

1. これまで食べられてきた100~500Bq/kgの食品はなんだったのでしょうか?
食べなくてはいきて生きていけないのですが、何を信じればいいか分かりません。

2. 30代・女性

サンデル says:
2012年3月1日 at 1:04 PM

1.
低線量放射線の健康影響は分かっていないのだから予防原則に則り、
基本的に規制値は厳しくすべきだと思います。
市場に出回る汚染食品が減るということで、
一消費者として、少し安心がましました。
前進だと思いますがもっと下げるべきだと思います。

2. 30代・男性

琴 says:
2012年3月2日 at 12:58 AM

1. この改正で変わると思うこと とくにかわらない。安全を考えたらまだまだ高い数値だと思う。
産地偽装など、悪徳な業者が増えないでほしいと思います。
2. 30代)・女性・

つちやくみ says:
2012年3月6日 at 9:21 PM

1. 上の「被ばく量とがんの関係」によると、今回の改正は「よくわからないんだけど、とりあえず低めに下げとこう」ってことなんですよね。このような「下げとこう」という値の決定が、厚労省官僚と科学者等の間のどういう議論の末になされるのか、興味があります。「変わったこと」というと、規制値という存在や、厚労省と科学と自分の生活との関わりについて私をはじめ多くの人が興味を持ち始めたことかな 2. 年代(20代)・女性・会社員

mm says:
2012年3月6日 at 9:27 PM

1. この改正で変わると思うこと
 現在よりも食品の価格がきっぱりと2極化するのでは。自分は良いけれど、子育てしているので、高い方の低めの値段の食品を買うんだろうなぁと思う。
 食品の値段が高くなるなら、第一次産業の活性化に還元できる仕組みを組み込んでほしい。消費者としては間のサービス業のせいに払うのはなんだか口惜しいので、、。
 第一次産業に従事する人たちが、いつから作付けできるのか、漁ができるのか、、と問うてる姿を見ると、国が線引きし、チェックするシステムを構築するしかないのだろうと思う。だが、基準値を下げるなら、国は被災地域の第一次産業の従事者への補償もセットにしなければならないのではないだろうか。その辺りが気になる。
2. 40代・女・大学関係者

未来館館内掲示板に寄せられた意見1 says:
2012年3月7日 at 9:45 AM

1. 特に変化はない。規制値よりもどれ位の値なのか公表し、
選べるようにすればいいのでは? 
2. 10代・男性・中学生

未来館館内掲示板に寄せられた意見2 says:
2012年3月7日 at 9:47 AM

1. 福島の農家の方々にとってはかわいそうだと思います。
けど消費者のためにはなると思います。
2. 10代・女性・小学生

未来館館内掲示板に寄せられた意見3 says:
2012年3月7日 at 9:50 AM

1. この改正で変わると思うこと
何も変わらないと思います。
今になって規制を厳しくすることによって余計な不安をあおるってことになるのではないでしょうか?
2. 20代・女性

M.A. says:
2012年3月10日 at 3:20 PM

1. この改正で変わると思うこと 2. 年代(10代、20代…)・性別・職業

「1㎏当たり500ベクレルから100ベクレルに下がります。」の文面で「・・・に下がります」という表現より、「・・・と厳しくなります」等の表現の方が誤解を与えず良いと思いますが如何でしょうか。

Gloria says:
2012年3月12日 at 12:11 AM

1. この改正で変わると思うこと・・・これ以上何が変わる(壊れる)というのでしょうか。こんなふうにしかならない社会は原発なしではやってけなかったんだろうし。これからどう変えていくか。 2. 30代・女性・会社員

admin says:
2012年3月12日 at 7:22 PM

1. 規制値が厳しくなることは、やはり気持ちのうえでは安心、と思います。もっと厳しくできるなら厳しくしてほしいというのが本音です。ただし、厳しくする(=私のような人が安心を得られる)ために、どんなデメリットが生じるのか(被災地の農家や検査の費用?)を示してほしいです。そうすれば安心が欲しいという心の問題と、でも実際は…という理性の問題とでバランスをつけて選択できそうな気がします。2. 年代(30代…)・女性

deisospiri says:
2012年3月13日 at 8:27 AM

1. この改正で変わると思うこと
 消費者の「ゼロリスク信仰」がいっそう進行することを懸念します。
 規制値強化によって得られるメリットは被ばく線量の低下ですが、実際は「ほとんなどない」に等しいと思います。それにひきかえ、検査強化にともない検査要員・予算が偏ることで食の安全にかんする業務の質が低下しかねず、被災地の農林水産業や食品産業に過剰な負担をかけることで復興の足かせになると思います。
 規制値は徐々に強化するべきでしょうが、今は復興期です。「なぜ今なのか」が分かりません。
2. 年代40代・男・会社員

未来館館内掲示板に寄せられた意見3 says:
2012年3月13日 at 9:06 AM

1. この改正で変わると思うこと 

そもそも「安全」って何を基準にそうなの?
何をもって安全というの?

2. 年代(10代、20代…)・性別

22歳・女

未来館館内掲示板に寄せられた意見4 says:
2012年3月13日 at 9:08 AM

1. この改正で変わると思うこと 

当然の結果だと考えられる。
日本人は危機意識の欠如が深刻な問題ではないだろうか。

2. 年代(10代、20代…)・性別

20代 男

未来館館内掲示板に寄せられた意見5 says:
2012年3月13日 at 9:10 AM

1. この改正で変わると思うこと 

時間がたてば遅かれ早かれ風化してしまい、何も変わらずに終わるでしょう。
BSEも汚染米もみなさん忘れているようですし。

2. 年代(10代、20代…)・性別

23歳・男

未来館館内掲示板に寄せられた意見6 says:
2012年3月13日 at 9:13 AM

1. この改正で変わると思うこと 

海外からの輸入が増えたり、TPPなど自由貿易協定が促進される中で、日本の農業産業、食品業界に大ダメージが予想されると思います。

2. 年代(10代、20代…)・性別・職業

無記入

未来館館内掲示板に寄せられた意見7 says:
2012年3月13日 at 9:15 AM

1. この改正で変わると思うこと 

行政が定める「規制値」はもちろん必要ですが、本当に必要なのは個々が決める「許容値」だと思うので、個々の食品の数値をきちんと出してほしい。

2. 年代(10代、20代…)・性別

40代・女

はるな says:
2012年3月16日 at 8:51 PM

1. この改正で変わると思うこと

産地偽装だとか、産地表示の広域化(震災前に宮崎県産だと思われる鶏肉(いつも宮崎産と書いてあったのに、次に同じ店に行ったらそうなってた)が南九州産と表示されてたことがあります。野菜で、箱から三本選んで一組にしていくらのやつで、千葉産・愛知産と表示されてたとか。紛らわしいケースが普段から多い)だとか、横行しそう。

4月以降は、産地表示を旧市町村名での表示で、全国でやってほしい。生産者さんは、見ず知らずの消費者のために、一生懸命なんだから、中間の流通関係や加工業者さんには、表示の偽装ごまかしなど、絶対にしないでほしい。

気にする人は選べばいいし、気にしなくて大丈夫だと言う人も応援したい地域の物を買いやすいから。

 2. 年代
30代

・性別
女性
・職業
パート

おうちごはん says:
2012年3月18日 at 12:06 PM

1.この改正で何が変わるか

なにも手を打たなければ農業従事者が減ると思います。自分なら「やっていられない」と感じると思いました。

どんな経緯や設計思想で改正が行われるのか理解する人が増えるなら、これからの日本にとってよいことだと思います。

広く「安全・安心の柏産柏消」円卓会議のような取り組みが行われ、不安にからめとられてしまった方に参加していただけたらと祈らずにおれません。

2.40代 女

hibifuon says:
2012年3月18日 at 1:22 PM

1. この改正で変わると思うこと 基準を低くすればするほど、低い線量でも測定できる機械が必要になる上に測定に時間がかかり、それに見合ったサンプル数を測定するのは困難になります。コストだけの問題ではなく、サンプル数が少なければ、検査体制の信頼性も失われます。正直に言えば、現在の基準地で検査の精度を上げていくことが望ましく、今回の改正は、特定の地域の風評と言う問題だけではなく、検査がザルになると言う危惧を抱きます。

もちろん、改正した規制値でも不十分だという意見はあるわけで、そういう人は、一品ごとのベクレル表示でもされなければ納得しないでしょう。行政が規制値の安全性と検査体制についてきちんと説明して理解を求めることの方が重要で、世論に流されて、規制値を変えることには疑問を感じます。
2. 年代(40代)・性別・男性

子供たちの未来を憂うるババ says:
2012年3月20日 at 3:14 AM

1. この改正で変わると思うこと

  この改定でも、本質は何も変わらない。私たちは、放射能の怖さをもっと重大なこととして考えるべきです。放射能の健康への影響は、表面化するまで時間がかかる。チェルノブイリでは、5年も経ってから、子供に甲状腺がんが現れました。
  放射能は、高いとか低いとかの問題ではなく、限りなくゼロに近いものでなければならないと言われて  いる。
  私たちは、毎日、何種類もの食品を飲み食いし、呼吸によっても体内に放射能を吸い込んでいるので総合的に取り込む量は大きくなる。
  私たちが勉強した資料では、WHOの飲み物におけるセシウム137の基準値は、10ベクレル、ベラルーシの子供の食べ物基準値は、37ベクレル、ウクライナの野菜のセシウムの基準値は40ベクレルと低いものでした。
  低くすると生産者が困るだろうという同情心はやめたほうがいいと思う。
  一番大事なことは、政府が、農業などの生産者をきちっと補償し、支援することなのだと思う。
  本当は、もっと厳しい基準を定めるべきなのにしないのは、適切な補償をしたくないためだと思うし、人の命より経済を優先するからだ。
  だから、私たち消費者こそが、政府に対して「生産者に適切な補償をしてください」という声をあげることが本当の支援になり、安全なものが作られると思う。
  100ベクレルにしたから、安全・安心と国民が思ってしまうことが怖いです。
  5年後、10年後に「想定外でした」ということにならないよう、もっと厳しく基準値を定めるべきです。

 2. 年代: 60代  性別: 女性   職業: 主婦

T-yamasaki says:
2012年3月21日 at 4:36 AM

1. この改正で変わると思うこと 

①規制値が厳しくなることで、風評被害の地域が拡大し、被災地の第一次産業復興がさらに遅れることになるでしょう。特に水産物への打撃は太平洋岸全域に広がるかもしれません。

②検査のコストと時間がかかることで、生産者や食品メーカーは価格を上げるか、検査頻度を減らすかの選択にせまられますが、これらはともに消費者にとってマイナスです。 放射能検査のために食品の出荷が遅れれば、その分食品の鮮度が落ちますので、味が落ちることはもちろん、安全性に関してもむしろリスクが高くなるでしょう。

この改正で食の安全が高まったと誤解する消費者が多くなると思われますが、
実際は食の放射能汚染による発がんリスクはもともと限りなくゼロに近いことに変わりはなく、
むしろ上記2点の経済的ダメージのほうが深刻と予測されます。

現在の暫定規制値では、年間最大5mSvの被曝の可能性があるとされていますが、
喫煙と比較した場合にほぼ400分の1の発がんリスクに相当します。
今回の改正で、年間最大1mSvの被曝の可能性に変更になると、
喫煙と比較してほぼ2000分の1の発がんリスクになります。

これはいわゆる「どんぐりの背比べ」であって、ともに発がんリスクは限りなくゼロに近い反面、
規制値変更による経済的損失は莫大なものになります。
検査のコストと時間を増やしてまで、放射性物質に汚染された食品を市場から締め出そうとされている方々は、本当に健康影響を考えるのであれば、優先順位として、
まずタバコの出荷制限をかけるほうに力をつくされるべきではないでしょうか?

いま市場において、放射性物質の分析値が表示された食品と表示されていない食品を科学的に比較すると、健康影響はまったくかわらないと断言できます。
放射性物質検査は市場をできるだけ安全に維持するためのモニタリングの手段であり、
食品そのものの「ガラスの安心」のために使用することは避けるべきでしょう。

いまの暫定規制値のままでも、市場のすべての食品は十分放射線による健康リスクが抑えられていますので、消費者は安心して、被災地産の食品も含めて食文化を楽しんでいただきたいですね。

2. 50代・男性・NPO理事

生島勘富 says:
2012年3月21日 at 6:00 PM

1. この改正で変わると思うこと 

規制することで得られる安全性の何千倍もの経済的負担が必要になる。

チェルノブイリの経験で問題ないことは分かっている。
震災前から、輸入品の規制値が360Bq/Kgで、サンプリング調査でも
それを超える食品も見つかっている。

無意味な規制による経済損失が増えれば、経済的な不安からもっと
ひどい健康被害が出ます。最悪、自殺者も増えます。

500Bq/Kgでも厳しすぎる。もっと緩めるべきです。

2. 年代(10代、20代…)・性別・職業

40代・会社経営

川島 says:
2012年3月21日 at 6:13 PM

1. この改正で変わると思うこと
暫定基準値なので、いいかげん、この程度までは下げるのが妥当だと思います。
福島の農作物は、きのこや山菜、淡水魚を除いてほとんどのものが基準値内、もっと言えば多くの作物が検出限界10Bq/Kg以下をクリアーしています。
基準値を下げて、現状をアピールしたほうが、はるかにメリットがあります。
基準値越えの農家にはきちんと保障すること。現状のままでは買いたたかれて、保障もされずで、農家のかたは地獄です。政治の問題です。

私自身の生活はそんなに変わらないと思います。高い数値の出そうな食品は避け、信頼できるルートの検査済みのものなら、産地にこだわらず購入します。
神経質に0にすることはしませんが、子どもに必要以上の無駄な被ばくはさせたくありません。
安全とも、危険とも言い切れないからです。

なぜかというと、安全値の基になっているヒロシマでのデータがいつ、どんな形で取られたかを、知っているからです。私の祖父母もそれぞれ認定・非認定の入市被爆者でしたが、両者の被曝量は完全に逆転していました。珍しいことでもありません。
データは、母集団がどのようなものかで変わってくるので、すべてのエビデンスが正しく現状を反映しているというわけでもありません。いろんな意図がからんでます。

正しい知識って何でしょうね?
とりあえず、とんでもない過酷事故が起こったことは確かで、私たちは科学を過信せず、もう少し謙虚に恐れてもいいかと思いますが。

2. 40代、女性

生島勘富 says:
2012年3月21日 at 7:39 PM

1. この改正で変わると思うこと 

微小癌まで見つけられるPET検査では、人工核種の放射性フッ素を1億8500万ベクレルも注射する。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1162515511
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E6%96%AD%E5%B1%A4%E6%B3%95

ベクレルというのはもの凄く小さな単位になるので、数値がどうしても大きくなるけれど、最終的にはシーベルのに換算しないと人体に対する影響は分からない。
PET検査では1億8500万ベクレルを注射するのですから、ベクレルという数値がそのまま影響するなら、PET検査を受けた人は即死するでしょう。

500mSvの規制値でも1mSvの被曝をするのは、規制値ギリギリのものを食べ続けても難しい。
そんな微少な被曝を気にするよりも、経済的な不安の方が健康被害が大きい。

2. 年代(10代、20代…)・性別・職業
40代 会社経営

Slight_Bright says:
2012年3月21日 at 11:38 PM

1. この改正で変わると思うこと
【ネタバレ注意!】仮に100mSvで0.5%のガン死亡率上昇があったとして、それが1万人の社会と1億人の社会では意味合いが違って来る事、すなわち50人と50万人とが持つ意味と同時に、その背景にある個人の生活や社会や国家間の違いと言った多様な見方を提供していると言う意味で、企画展「世界の終わりのものがたり」はスバラシイと言うのが今日の訪館の感想。この企画展と合わせて、リスクとどう向き合うか?と言う事への攻めの姿勢が感じられる。「変わる」のでは無く、「変えなければならない」のだと思う。 
2. 40代・男・

匿名 says:
2012年3月22日 at 11:04 PM

1. この改正で変わると思うこと:健康リスクは変わらないけれど、基準に合わせて食品を供給する側にはコストと苦労が増えると思います。その苦労が消費者に伝わって、みんなでもう少し安全と安心についてどこまで我慢すべきか、許すべきか、社会全体で考えるように、何とか変わって行ければよいのでしょうが。
個人的には、新基準値への移行は早すぎたという意見を持っていますが、決めた基準に対して、基準値超えを確定するための検査の精度設定や、スクリーニング法の導入など、厚生労働省の検査法整備への調整、努力は評価しています。この意図が正しくくみ取られて、くだらない下限値競争が起こることなく効率的にモニタリングが進んで、結果が正しく伝わってほしいと思います。
そのために、もっと効率的な情報公開のシステムを厚生労働省で構築していただけないでしょうか。合わせてデータを整理する方々の手間も省けるとよいと思います。現在、ボランティアで運営されている、便利なモニタリング結果の閲覧サイトhttp://yasaikensa.cloudapp.net/ 参考になると思いますが、継続が危ぶまれています。
2. 50代・女・団体職員

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