topics vol.20 海水からつくる無限のエネルギー 核融合エネルギー

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核融合エネルギー、という言葉をご存知だろうか。海水からとれる10gにも満たない物質から、日本の1世帯が30年間で使う分量のエネルギーをつくり出すことができ、人類の繁栄を今後1000万年支えられると目されている“夢の技術”である。
現在、私たちは、石油をはじめとする化石燃料を大量に消費することで、日々の便利な生活を送っている。だが、化石燃料はいずれなくなってしまうし、その燃焼により排出される二酸化炭素が地球規模の環境問題の原因になっているとの指摘もある。
将来の長きにわたり人間生活を支える、枯渇せず、二酸化炭素を出さないエネルギー源。そこに至る道を、核融合エネルギーに見いだそうとする研究者たちがいる。
文=干場真弓(日本科学未来館 科学コミュニケーター)