Topics vol.18 木のリグニンを使いこなす 石油に代わる原料開発

バックナンバーへ

私たちは日々、身の回りにあふれる様々な製品によって便利で快適な生活を送っている。これは人類が培ってきた技術の成果であるが、その生産活動を支えているのは石油をはじめとする豊富な原料資源だ。資源には限りがあり、大量生産、大量消費、大量廃棄という活動を、いつまでも続けていくことはできない。未来の原料資源を私たちは何に求めるべきなのか。
その答えは自然界の営みから見えてくる。三重大学の舩岡正光教授は、森の生態系の営みを、その基盤である樹木の分子構造という視点から解き明かし、地球の資源の新しい使い方を提案する。
文=細川聡子+池辺靖(日本科学未来館 科学コミュニケーター)