Topics vol.13 マントルを探る 実験室で作られる300万気圧の物質 廣瀬敬

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私たちの足下に広がる地球内部。そこにはどんな世界が広がっているのだろう? 実際に中に入り目で見ることができないだけに、さまざまな空想がかきたてられる。
そんな地球の深部、深さ約2600kmの高温高圧状態を実験室で再現し、マントル物質をつきとめたのが、東京工業大学の廣瀬敬教授だ。この深さはマントルの最深部、コアとの境界域にあたる。廣瀬氏はその帯域の鉱物が、これまで知りえなかった結晶構造をもつ物質であることを発見し、2004年に発表。地球科学史における30年ぶりの大発見と、世界の注目を集めた。この度、「地下展UNDERGROUND」に関連し、その研究手法や現在の関心事などについてうかがった。 インタビュー=小岩井理美香(日本科学未来館 科学コミュニケーター) 文=阿蘭ヒサコ+アイシオール