特集 vol.3 ハワイ島から宇宙へ  8年目のすばる望遠鏡がみている世界 監修=布施哲治(国立天文台) 取材協力=国立天文台 撮影=内田恒 取材・文=松岡均(日本科学未来館 科学コミュニケーター)

特集 vol.3 ハワイ島から宇宙へ  8年目のすばる望遠鏡がみている世界 監修=布施哲治(国立天文台) 取材協力=国立天文台 撮影=内田恒 取材・文=松岡均(日本科学未来館 科学コミュニケーター)

Introduction
はじめに

ハワイ島の聖なる山マウナケア山頂に、日本の大型光学赤外線望遠鏡「すばる望遠鏡」が誕生したのは、1999年。直径8.2mという一枚鏡では世界最大級の主鏡を誇るこの望遠鏡は、これまでに天文学の歴史をぬりかえる成果を次々と挙げてきた。そしてこの8年で、この望遠鏡自体をとり巻くテクノロジーも大きく進化している。

すばる望遠鏡は、国立天文台が開発し運用・管理している。研究所はハワイ島東部の町「ヒロ」の、ハワイ大学ヒロ校敷地内にあり、その付近と車で約一時間の「ワイメア」の町には、マウナケア山頂に大型望遠鏡を持つ各国の研究施設が全部で8つある。すばるの研究者たちはそこで、日夜、世界の競争相手を肌で感じながら研究活動を行っている。

研究者たちは、これまですばると共に、どんな宇宙をみてきたのだろうか。そして、いま、どのような宇宙の謎を追いかけているのだろうか。このたび、日本科学未来館のスタッフが現地を取材。そこで活躍する研究者の姿と、8年目のすばる望遠鏡に迫った。
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