福島原発事故から学ぶべき教訓とは? 常設展示「100億人でサバイバル」に新コンテンツ

日本科学未来館

福島原発事故について学べるタッチパネル端末

日本科学未来館(館長:毛利衛)は2020年9月16日(水)から、東日本大震災で発生した福島第一原子力発電所の事故でもたらされた被害とその後の事態の進展についてタッチパネル端末で学べる展示「ハザードを5つの段階でとらえる―福島原発事故を例に―」を、常設展示「100億人でサバイバル」に追加します。事故から10年が経とうとし、記憶の風化が指摘されるなか、事故の教訓を学びとり、安全な社会をどう築いていけばよいか展示を通じてみなさんと考えます。

私たちのまわりには、災害となり得る危険の種(ハザード)がたくさん隠れています。災害から命を守るためには、隠れているハザードについて知り、そのハザードが現れた時のことを考えて準備をしておく必要があります。

2011年に発生した福島第一原子力発電所の事故の時に姿を現したハザードとは、どのようなものだったのでしょう? 事故の経験から私たちはどのような教訓を学ぶ必要があるのでしょうか? 新しいコンテンツでは、タッチパネルを操作しながら、原子力発電という科学技術が持つリスク、リスクへの備え、さらに原発事故の直後からその後に生じた出来事と被害について、「危険の種に気づく」「正体を突き止める」「災害に備える」「被害を抑える」「経験を生かす」という5つの段階にわけて科学的なデータとともに見ていきます。そして、このようなハザードを経験した社会に、恩恵とリスクとを常にあわせ持つ科学技術に対する向き合い方を問いかけます。

展示概要

タイトル
「ハザードを5つの段階でとらえる―福島原発事故を例に―」
公開日
2020年9月16日(水)から
場所
日本科学未来館 5階 常設展示「100億人でサバイバル」内
入館料
大人630円、18歳以下210円、小学生未満無料
開館時間
午前10時~午後5時 ※火曜休館
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在、ご来館には日時指定の事前予約が必要です。
監修
勝田 忠広氏 (明治大学法学部教授)
詳細URL
https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/world/missionsurvival/
※公開日以降に「詳しい解説」からタッチパネルで紹介しているテキストと画像の一部をご覧いただけます。

常設展示「100 億人でサバイバル」について

さまざまな災害が起こるしくみを理解するとともに、その被害の大きさを体感することができる展示として5階「世界をさぐる」ゾーンに2016年4月にオープンしました。総合監修は未来館館長、毛利衛。原発事故のほか、地震、噴火、異常気象、感染症などのハザードを取り上げ、ハザードがたどる道筋を5段階にわけて研究成果や問題点を紹介。地球のシステムと人間社会のつながりを表現した直径6.7メートルの巨大模型なども展示しています。