
研究とは、どんなものでしょう?
研究室では、だれがどんなことをしているんでしょう?
未来館には、個性豊かな研究者たちが研究をおこなう「研究エリア」があり、11の研究プロジェクトがあつまっています。このうち「医学」の研究室が「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクトです。今回は、この研究プロジェクトのみなさんと一緒に研究室をめぐります。

この研究室では、病気になっても症状が現れにくいことから「沈黙の臓器」とよばれる肝臓の病気の治療法や予防法を発見するために、2つのアプローチで研究を行っています。
一つは、「オルガノイド」とよばれる、直径0.1~0.2mm程度のミニ臓器を、試験管の中でつくり、肝臓のモデルとして使うアプローチです。肝臓が形作られるしくみや病気のなりたちを研究します。
もう一つは、「ヒューマン」、つまりヒトを対象に、ひとりひとりのからだの違いを調べるアプローチです。肝臓の健康が遺伝や生活習慣などさまざまな要因とどのように結びついているのかの解明に挑みます。
今回は、特にこの「ヒューマン」のアプローチに注目します。みなさんと一緒にすすめようと、現在計画中の「みんなの肝臓リサーチ」について研究室で詳しく紹介し、これからどんなふうに研究を進めていくか、研究プロジェクトのメンバーとみなさんとでお話します。
アクティビティ
研究室の見学

所要時間:50分程度
内容
- 「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクト って?
- オルガノイドの観察
- #みんなの肝臓リサーチ って?
- 対話のじかん 「どうする?#みんなの肝臓リサーチ」
実施回
第1回 10:30~11:20
第2回 13:00~13:50
第3回 15:00~15:50
※各回で内容は同じです。
参加方法
整理券制
定員10名程度(先着順)
※各回の30分前より、3階ハブスペースにて整理券の配布を開始します。
※おひとり1枚ずつ整理券をお渡しします。
※小学生以下の方は、大人の方と一緒にご参加ください。
※開始5分前までに3階ハブスペースに集合してください。
肝炎すごろく

「肝炎すごろく」は肝臓の守り方を遊んで学べるボードゲームです。すごろくを進むなかで次々と起こる生活習慣の問題や、肝炎ウイルス感染のリスクから肝臓を守りながらゴールを目指しましょう!
所要時間:20分程度
参加方法
3階ハブスペースにて、どなたでも体験いただけます。
常設展の開館時間中、いつでもご案内いたします。
「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクト

大内 梨江
東京医科歯科大学 研究員

木島 優美
東京医科歯科大学 学生

福永 一朗
東京医科歯科大学 研究員

藤森 晶子
横浜市立大学 デザイナー
企画・ファシリテーション

三澤 和樹
科学コミュニケーター

竹腰 麻由
科学コミュニケーター
開催概要
- 開催日時
-
2022年6月25日(土)
新型コロナウイルス感染症の状況によって本イベントは中止や延期となる可能性があります。
- 場所
- 日本科学未来館 研究エリア 3階 ハブスペース
- 対象
- どなたでも
- 参加費
- 入館料のみ
- 字幕の視聴について
- 本イベントでは、字幕表示用の端末の貸し出しを行います。必要な方は、お気軽にお申し付けください。
- 主催
-
日本科学未来館
「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクト
- お問い合わせ先
-
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム
研究エリアについて

未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める11のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
研究エリアについて