
研究とは、どんなものでしょう?
研究室では、だれがどんなことをしているんでしょう?
未来館には、個性豊かな研究者たちが研究をおこなう「研究エリア」があり、12の研究プロジェクトがあつまっています。このうち「医学」の研究室が「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクトです。今回は、この研究プロジェクトのみなさんと一緒に研究室をめぐります。
このプロジェクトの研究者たちはこれまで、「肝臓」という臓器を研究の対象として、次々と新しい研究アプローチに挑戦しています。このアプローチのうちの一つが、プロジェクトの名前にも入っている「オルガノイド」というものです。オルガノイドとは、試験管の中で幹細胞から作るミニチュアの臓器のことです。オルガノイドを身体に移植する「再生医療」の研究開発や、病気のしくみを調べたり、新しい治療法の効果を調べたりする研究などに使われています。

研究プロジェクトのリーダーであり、医学の世界をアップデートと意気込む若手研究者の武部貴則さんが、未来館でどんなことをしようとしているのか、その先に描くみらいについて、説明します。
社会になくてはならない「医療」を支えている、「医学」という学問。
そのいまとみらいの話を聞きながら、みんなが健康に暮らせる未来社会についていっしょに考えてみませんか?
プログラム詳細
- 「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクトって?
武部さん率いるプロジェクトのみなさんが考える研究とその先のビジョンをお話します。 - 「医学×オルガノイド」
「オルガノイド」を顕微鏡で観察します。細胞の集まりであるオルガノイドは、小さいながらも、わたしたちの体の中の臓器と似た構造や機能を持っています。オルガノイドをつかって、研究者はどんなことをしようとしているのでしょうか。 - 「医学×ロボット」
研究室にロボット? 人間は必要なくなる? これからの「研究室」がどうなっていくと研究者は考えているのでしょうか。 - 「医学×みんな(非研究者)」
みんなの肝臓が病気にならないためのファクターの探索プロジェクト(仮称)について、このイベントのなかで、いち早くお伝えします。 - 対話のじかん
「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクト メンバー

武部 貴則
東京医科歯科大学 教授

大内 梨江
東京医科歯科大学 研究員

木島 優美
東京医科歯科大学 学生

岡部 亮
医師
イベント設計・科学コミュニケーションデザイン

三澤 和樹
科学コミュニケーター

長島 瑠子
科学コミュニケーター
開催概要
- 開催日時
- 2022年4月9日(土) 13:00~14:00、15:00~16:00
- 集合場所
- 日本科学未来館 3階 研究エリア ハブスペース
- 対象
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小学生以上
※小学生のみなさんは、保護者の方もご同伴のうえご参加ください
- 参加人数
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各回20人(先着順)
※当日、10時より、ハブスペースにて整理券を配布します。
- 参加費
- 入館料のみ
- 字幕の視聴について
- 本イベントでは、字幕表示用の端末の貸し出しを行います。必要な方は、当日、会場にてお知らせください。
- 主催
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日本科学未来館
「ヒューマン・オルガノイド」プロジェクト
- お問い合わせ先
-
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(開館日の10:00~17:00)
お問い合わせフォーム
研究エリアについて

未来館に併設されている「研究エリア」には、最先端の研究を進める12のプロジェクトが常駐しています。一般の人々が研究に参画する場として今後さらなる展開を考えています。一緒に未来の研究をつくっていきましょう!
研究エリアについて