いろんなデバイスをさわって体験してみましょう

ろう・難聴者にとっては、音の聞こえない・聞こえにくい世界が当たり前。聴者にとっては、音の聞こえる世界が当たり前。そんな異なる「当たり前」を生きるろう・難聴者と聴者をつなぐ助けをしているのが、さまざまなアクセシビリティ技術を活用したツールです。話した言葉を音声認識の技術を使って字幕にするツールや、サイレンなどの特定の音に反応して知らせてくれるツールなどがあります。すでに日々使われているものも、いま開発中のものも、さまざまなツールがありますが、それらはろう・難聴者にとって、本当に使いたいと思う機能や形になっているのでしょうか? また聴者にとっても、使いたいと思える魅力があるのでしょうか?
今回のオープンラボは、ろう・難聴者向けのさまざまなツールを自由に体験し、その使い心地やデザインなどについて、ろう・難聴者も聴者もみんなが意見を書き残していくイベントです。ツールとともに掲示している、先行して実施したワークショップで集まったろう・難聴者や聴者の意見を参照しながら、「こんな機能があったらいいな」、「技術以外にもこんなことも必要なのでは?」と、考えてみましょう。当日は、ろう者である研究者・設楽明寿氏が常にイベントスペースにいる予定です。用意したツールを使ってのコミュニケーションもできます。ぜひ、研究者とも直接話してみてください。

※7月に実施した同名のイベントと内容は同じですが、以前ご参加いただいた方も参加可能です。

実施研究者

設楽 明寿 の写真

設楽 明寿

筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科 博士後期課程

筑波技術大学大学院技術科学研究科修士課程修了、修士(工学)。ヒューマンコンピュータインタラクション分野の聴覚障害当事者研究を行う。また、聴・視・触覚のパラダイムシフトに興味を持つだけではなく、ユニバーサルデザイン、アクセシビリティ、ダイバーシティの3つの関係に着目している。

イベント設計・科学コミュニケーションデザイン

川﨑 文資 の写真

川﨑 文資

日本科学未来館 科学コミュニケーター

田中 沙紀子 の写真

田中 沙紀子

日本科学未来館 科学コミュニケーター

佐久間 紘樹 の写真

佐久間 紘樹

日本科学未来館 科学コミュニケーター

開催概要

開催日時
2021年12月11日 (土) 、12月12日 (日)
10:00~12:00、13:00~17:00

新型コロナウイルスの状況によって本イベントは中止や延期となる可能性があります。
開催場所
日本科学未来館 研究エリア3階「ハブスペース」
対象
どなたでも
参加方法
入退場自由。常設展エリア3階にある研究エリアへの通路から、自由に出入りできます。3階の常設展入り口に案内を掲示しますので、当日はそちらをご確認ください。
未成年の方が実験に参加いただくためには、保護者の方の同意が必要となります。実験当日に詳細をスタッフがご説明します。
参加費
入館料のみ

※屋外チケット売り場や3階の総合案内受付で、障害者手帳をご提示いただくと、ご本人とお連れ様1名は常設展入場料が無料です。
主催
日本科学未来館
JST CREST xDiversityプロジェクト
お問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)
お問い合わせフォーム

感染症対策について

使用するデバイスやペンなど人が触れるものは、都度消毒を実施します。

未来館の研究エリアについて
展示エリアの隣にある「研究エリア」には最先端の科学技術研究を進める多様な外部プロジェクトチームが常駐しています。ここは研究者が実験や研究を行うだけでなく、来館者が最先端の研究に参加する場所でもあります。ともに研究を進め、未来をつくっていくために、みなさんをお待ちしています。
日本科未来館 研究エリアについて

JST CREST xDiversity について
"できないこと"の壁を取り払い、"できること"をより拡張できたら、本当に個性が活かせる社会になるのではないか。人や環境の「ちがい」をAIとクロスさせ、多くの人々によりそった問題解決の仕組み作りを目指すプロジェクトです。
別ウィンドウで開きますJST CREST xDiversityについて