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トークセッション「2019年は国際周期表年! ~今こそ化学について考えよう」(サイエンスアゴラ2019関連イベント)

国際周期表年ロゴ
正岡 重行 氏
森 朋子 氏

2019年はロシアの化学者ドミトリー・メンデレーエフが元素の周期律を発見してから150周年。国連とユネスコ(国連教育科学文化機関)によって「国際周期表年」と宣言されました。持続可能な社会のために化学と私たちが今何ができるか、2名の研究者の話から考えます。

いつも口にしているきれいな水や野菜、いつも使っている洗剤、プラスチック、電池、電子機器―― ふだんの生活の中で「当たり前」と感じる物質のほとんどが「化学」によって支えられています。これは、化学が物質を操り、これまでになかった物質をも生み出すチカラを持っているためです。本イベントでは最初に、化学者がどんなビジョンを持ちながら研究を進め、私たちの未来の世界がどう変わり得るのかを大阪大学の正岡重行氏から伺います。

正岡氏は、「人工光合成」を研究テーマの1つとして取り組んでいます。光合成は、植物が太陽光のエネルギーを利用して水と二酸化炭素から、有機物と酸素を生み出す反応。それを人工的に起こすことができれば、究極的には、化石燃料に依存する現代社会からの脱却が可能になると正岡氏は考えています。化学のチカラによって、どのような未来が私たちにもたらされるでしょうか?

一方で、私たちがひとたび化学の力を誤って使用してしまうと、公害問題や最近話題のプラスチック問題などのように、私たちが「当たり前」と感じる世界はいともたやすく壊れてしまいます。そこで、国立環境研究所の森朋子氏からは、今直面しているエネルギーや廃棄物といった課題に対して私たちがどのように取り組むことができるのかについて伺います。

例えば、環境問題に対して私たちはこれまでも省エネやごみの分別などを取り組んできました。しかし地球規模にまで膨れ上がった環境問題を解決するためには、これまでの社会の仕組みやルールそのものを見直していかねばなりません。そのためには個々人での取り組みだけでなく、他者と協働して社会に参画する取り組みが一層重要になると森氏は考え、研究を進めています。他者を巻き込むことで、どのような可能性がひろがるのでしょうか?

研究者の科学的な視点を知り、私たちの行動のさらなる可能性を知ることで、持続可能な社会について、ぜひこの機会に考えてみませんか?

講師紹介

正岡 重行 氏 (大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授)
1977年 大阪府出身。専門は錯体化学。2004年、京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了。リバプール大学博士研究員、九州大学助手、同大学助教、分子科学研究所准教授、総合大学院大学准教授を経て、2019年より現職。

森 朋子 氏 (国立研究開発法人国立環境研究所 循環型社会システム研究室 特別研究員)
1978年 香川県生まれ。専門は環境教育。2004年 京都大学大学院工学研究科修士課程修了。株式会社三菱総合研究所 研究員、国立環境研究所 客員研究員、公益社団法人廃棄物・3R研究財団 上席研究員を経て、2017年より現職。博士(環境学、2018年東京大学大学院)

企画・ファシリテーション

梶井 宏樹保科 優(日本科学未来館 科学コミュニケーター)



※本イベントは、11月15日(金)~17日(日)にテレコムセンタービルを中心に開催されるサイエンスアゴラ2019の一環として開催いたします。
サイエンスアゴラ2019のページはこちら

開催日時
2019年11月17日(日) 14:30~16:00
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
定員
50名程度(立ち見も可)
参加費
入館料のみ
※サイエンスアゴラ2019参加者は、受付時間(14:15~14:30)内に5階常設展入口でサイエンスアゴラの参加証をご提示ください。本イベントに限り、無料で参加が可能です。なお、常設展もご覧になる場合には、入館券が必要となります。
参加方法
事前申し込み不要
主催
科学技術振興機構、日本科学未来館
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)
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