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<2019年 キミ×ケミ~君と見つける化学~> トークセッション「もうすぐ登場?!次世代の太陽電池、二次電池」

2019年化学の日のイラスト(画像提供: 公益社団法人 日本化学会)
松尾 豊氏
佐藤 正春氏

10月23日の「化学の日」を記念して、日本科学未来館では20日に「2019年 キミ×ケミ~君と見つける化学~」を開催します。今年のテーマは「化学で生まれる!使える!これからの電気」。

電気を使っているものを思い浮かべてみましょう。テレビ、照明、パソコン、電車......私たちの生活は、電気を上手く使うことによって成り立っていることを改めて感じられるかと思います。そんな私たちの生活を支える電気ですが、より上手に電気をつくりだしたり、蓄えたりする研究は今も盛んに進められています。近い将来、花開くであろう次世代の科学技術によって、私たちの暮らしはどのように変わるのでしょうか。2人の研究者の話から考えます。
※以下2本のトークセッションを実施します。内容は連動していませんので、どちらかのご参加でもお楽しみいただけます。


どこでも太陽電池?! ――次世代太陽電池開発の今

太陽光を電気に変える、「太陽電池」――
「ソーラパネル」と言った方がなじみ深いかもしれませんね。家の屋根の上、道路や線路の脇に設置されている風景を見て、身近になったなと感じている方も多いのではないでしょうか。実は、近い将来に太陽電池がもっと身近な存在になるかもしれません。

それを可能にするのが、「有機薄膜太陽電池(ゆうきはくまくたいようでんち)」。ご登壇いただく松尾氏が研究を進める次世代の太陽電池です。薄く、柔らかく、軽いという特徴から、これまでの太陽電池が設置できなかったような場所での活用が期待されています。さらに、さまざまな色や形を作れるデザイン性の高さからも私たちの生活の中に溶け込みやすいと考えられています。例えば、有機薄膜太陽電池のついた日傘で発電して、スマートフォンのバッテリーを充電する、そんな未来が訪れるかもしれません。松尾氏には当日、有機薄膜太陽電池の研究最前線について話題提供いただきます。太陽電池の現状と未来の姿を研究者と考えてみませんか?

時間: 13:30~14:00
場所: 常設展5階 コ・スタジオ
定員: 約50名


講師紹介

松尾 豊 氏
名古屋大学 未来社会創造機構 教授
2001年 大阪大学 大学院基礎工学研究科化学専攻 博士後期課程修了。東京大学 大学院理学系研究科化学専攻 助手、JST/ERATO中村活性炭素クラスタープロジェクト グループリーダー、東京大学 大学院理学系研究科光電変換化学講座 特任教授、東京大学 大学院工学系研究科機械工学専攻 特任教授を経て、2019年より現職。

次のスマホバッテリーはこれ?! ――次世代二次電池開発の今

電気を蓄えて(充電して)好きな時に電池を使える、「二次電池」――
こちらも、「バッテリー」や「充電池」と言った方がなじみ深いかもしれませんね。歴史を振り返ると、二次電池が進歩することによって私たちの生活は大きく変わりました。例えば、今のスマートフォンやパソコンなどの高性能なのに小さい電子機器が私たちの生活に溶け込んでいる背景は、1980年代に開発されたリチウムイオン二次電池の存在なしには語れません。

実は、次世代の二次電池の研究が現在活発に進められています。さまざまな種類の二次電池の登場が期待されていますが、ご登壇いただく佐藤氏は、「多電子系電池」という電池を研究されています。その1番の特徴は、理論的に従来の3~4倍の電気を蓄えられること。それによって、軽くて長持ちの電池となることが期待されています。近い将来、ドローンやスマートフォンがパワーアップするかもしれません。

電池の研究が進む背景には、「もっと安全性に優れた電池が欲しい!」「もっと軽くて容量も大きい電池が欲しい!」「もっと充電時間の短い電池が欲しい!」といった私たちの願いがあります。多電子系電池の話題をきっかけに、次世代電池で私たちの生活が今度はどのように変わるのか、研究者と考えてみませんか?

時間: 15:00~15:30
場所: 常設展5階 コ・スタジオ
定員: 約50名


講師紹介

佐藤 正春 氏
東京大学理学系研究科 特任研究員
1981年 東京農工大学 大学院工学研究科工業化学専攻修士課程修了。1981年 花王株式会社和歌山研究所、1991年 日本電気中央研究所、2007年 村田製作所材料開発センター、2015年 山形大学有機材料システム研究推進本部 産学連携教授を経て、2017年より現職。1995年 工学博士。

企画・ファシリテーション

梶井 宏樹、竹腰 麻由(日本科学未来館 科学コミュニケーター)

「化学の日」とは

日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会が、2013年に10月23日を「化学の日」と制定しました(アボガドロ定数:モルの物質中に存在する粒子の数 = 6.02 × 10の23乗に由来)。化学の日の前後では、化学への理解増進・啓発を目的とした活動が各地で行われています。

開催日時
2019年10月20日(日) 13:30~14:00、15:00~15:30
※各回で内容は異なります。
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
定員
50名程度(立ち見も可)
参加費
入館料のみ
参加方法
事前申し込み不要。直接会場までお越しください
主催
日本科学未来館
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)
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