東北の海は、海の幸に恵まれた豊かな漁場です。東日本大震災の津波によって、この海の環境や生き物の暮らしが大きく変化しました。
このイベントでは、震災直後から海洋生態系の変化を調査する"海博士"たちが未来館に集結します。世界に類を見ない研究に取りくむ 4人の博士によるトークリレーのほか、会場には海の生き物や調査道具も登場。海洋研究の最前線の熱気をたっぷりお届けする一日です。自分の目で見て、聞いて、触れて、東北の海の復興について考えましょう。

4人の"海博士"によるトークリレー

サケ、ウニ、カキ、ホヤなど、私たちがふだん食べている魚を育む東北の海は、津波によってどのような影響を受けたのでしょうか? また、7年半でどのように回復してきたのでしょうか? 科学の力で海の復興に向けて奮闘する4人の"海博士"が、最新の科学データをもとに研究の成果を熱く語ります。

時間: 12:00~12:30
「東北の魚のおいしいヒミツ ~豊かな海の源と津波のはなし」
木暮一啓(東京大学大気海洋研究所 名誉教授)

時間: 13:00~13:30
「あれからガレキはどうなった? ~ガレキとともに生きる深海生物」
土田真二(海洋研究開発機構 技術主幹)

時間: 14:00~14:30
「知ってる?海のパイナップル ~海の恵みをいつまでも」
原素之(東北大学 教授、東北大学マリンサイエンス 復興支援室長)

時間: 15:00~15:30
「海の砂漠化? ~ウニの良いトコ、悪いトコ」
木島明博(東北大学 名誉教授、東北マリンサイエンス拠点形成事業 代表研究者)

ミニ展示

時間: 10:00~17:00
会場の展示スペースには、最新の研究成果がわかるパネルのほか、東北の海から採集したウニやホヤなどの生き物、採泥器やプランクトンネットなどの調査道具、探査機がとらえた動画・写真ライブラリー、海の環境を描いた紙芝居などが並びます。東北の海をどうやって調べているのか、どんな生き物がいるのか、のぞいてみてください。会場では"海博士"たちがみなさんをお待ちしています。

企画・ファシリテーション

清水裕士、田中沙紀子、中島朋(日本科学未来館 科学コミュニケーター)

開催日時
2018年11月10日(土) 10:00~17:00
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
定員
トークリレーの定員は各回40名程度
参加費
入館料のみ
参加方法
事前申し込み不要。 直接会場にお越し下さい。
主催
日本科学未来館、東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調査研究・TEAMS)
協力
東京海洋大学
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)