食卓にのぼる海の幸。そうした水産資源の多くは全体の量が正確に把握されないまま、大量に採られていることをご存じですか。12月2日からメキシコで開催されるCOP13でも議論される「持続可能な海洋の利用」について、私たちの食生活からできることを一緒に考えます。

今回は、私たちが魚を食べ続けるための「認証制度」について、制度を動かす現場と、研究者両方の視点を持っている大元鈴子さんから語ってもらいます。

養殖をもっと増やして資源を守れないの?
禁漁で魚を守れないの?
資源保護は大事だけど、高くならないの?
環境に配慮した魚介類っておいしいの?
社会や経済的な制度の仕組みを知るだけでなく、このような消費者であるみなさんの気持ちも聞きながら、「おいしい魚をずっと食べ続ける方法」を考えていきます。

ゲストスピーカー

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大元鈴子

宮崎大学 講師

2013年ウォータールー大学大学院博士課程修了 地理学博士
2009年~2013年 MSC(海洋管理協議会)漁業認証マネージャー
2013年~2016年6月 総合地球環境学研究所研究所 研究員
2016年7月~宮崎大学 講師 (現職)
水産物を中心とした天然資源の持続可能な利用にかんする制度的アプローチに関する研究を実務経験を活かして行なっている。著書に、『国際資源管理認証ーエコラベルがつなぐグローバルとローカル』東京大学出版会がある。

企画・ファシリテーション

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髙橋麻美

日本科学未来館 科学コミュニケーター

サイエンティスト・トーク「魚の未来を選ぶのは、私!?-ずっと食べ続ける社会のしくみ、経済のしくみ」(1時間2分)

開催日時
2016年12月23日(金・祝) 14:30~15:30
開催場所
日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
対象
中学生以上
※撮影した写真やビデオを広報などの目的で使用および、YouTube等に公開する場合があります。予め、ご了承ください。
定員
40名程度(定員を超えた場合は、立ち見でのご見学も可能です)
参加費
入館料のみ
参加方法
事前申し込み不要。 直接会場にお越し下さい。(先着順)
主催
日本科学未来館
問い合わせ先
日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)