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『サイエンス+フィクション』展 関連イベント アーティスト・トーク&作品紹介

ヨープ・ファン・リースハウト
クリスタ・ソムラー
ローラン・ミニョノー

展覧会公開初日の12月10日(土)、ヨーロッパから参加アーティストを迎えてのトーク・イベントを開催します。数々の作品や活動の紹介から、アーティストとしての視点からみた科学と技術のあり方に関する示唆的なレクチャー、そして展覧会会場でのアーティスト自身による展示作品紹介まで、盛りだくさんな内容です。ぜひこの機会に、芸術と科学の対話をお楽しみください。
*レクチャーは英語にて(日本語通訳あり)

◇1部◇「システムと体内組織」
講演者: ヨープ・ファン・リースハウト(アトリエ・ファン・リースハウト/オランダ)

高度に専門化が進んだ科学は、もはや全体として理解することが難しい。専門的な知識をもつ者のみが、その中でもほんの一部の内容について理解することができるといえる。そして同様のことがアートにもいえるだろう。また、両者はまったく異なる言語と思考方法をもちいるが、両者とも同じく未知なるものを発見していくクリエイティブな作業ともいえる。
アトリエ・ファン・リースハウト(AVL)は、人体・体内組織をモチーフとして、合理性と非合理性をテーマに多くの作品を制作している。それらは芸術的であり、同時に科学的でもある。
このレクチャーでは、AVLの作品、コンセプトを紹介するとともに、そのアーティストとしての活動を通して見えてきた科学と技術のあり方、さらにそこに潜む闇の部分について疑問を投げかける。それは、本展覧会で「脳研究」をテーマに作品を制作したアーティストが、美学的、倫理的、良心的な側面から科学を語る試みでもある。
[アーティスト・バイオグラフィー]
アトリエ・ファン・リースハウト(AVL)は、現代美術やデザイン、建築の分野で国際的に活躍する領域横断的な組織である。1995年、AVLはヨープ・ファン・リースハウトによって設立された。アトリエ・ファン・リースハウト(AVL)という名前は、アート作品はヨープ・ファン・リースハウトという1人のクリエイティブな頭の中から始まるものではなく、クリエイティブなチームによってこそ生み出されるものだ、という信念を表している。
AVLの作品は、彫刻から家具やバス・トイレ、可動式の住宅、そして建築的な改修プロジェクトまで多岐に渡る。その活動テーマは現在、スタンダートなデザインやオーダーメイドの家具から、自律的で独立したライフスタイルを提案するアート作品へと移っている。またAVLは、ロッテルダムの港に建設された"自由国家"としての「AVL-Ville」のように独自のアート・プロジェクトも実践している。

◇2部◇「インターフェース・カルチャー―インタラクションとインターフェースデザインにおける芸術と科学」
講演者: クリスタ・ソムラー&ローラン・ミニョノー(リンツ工科造形芸術大学/オーストリア)*展示作品タイトル:「ナノスケープ」

日々進歩するデジタルテクノロジー。常に変わり続けるメディア環境は、クリエイティブな表現方法に大きく影響を及ぼしている。ソフトウェア、ハードウェアのデジタルテクノロジーは常に改良され、デジタルな手法を用いるクリエイターは、これらのテクノロジーを取り入れて、新しい可能性へと挑戦することを余儀なくされる。
このようなインタラクティブ作品をつくり続けるアーティストは、人間と機械のインタラクションについて数々のリサーチを行っている。その結果、芸術的で直観的、コンセプチュアルで社会的、そして批評的な観点を提示するインタラクション・デザインによって、クリエイティブな制作過程において、デジタルが以下に重要な役割を果たすかを証明してきたともいえるだろう。さらに、アーティストによって発展を遂げたテクノロジーの数々は、日常においても私たちとテクノロジーの関係に影響をあたえている。現在、商業的に成功しているメディア商品の中には、この分野における初期の作品からうまれたものも少なくない。
このレクチャーでは、本展覧会で「ナノテクノロジー」をテーマに作品を制作したクリスタ・ソムラー&ローラン・ミニョノーが、自身のインタラクティブな作品と、アルスエレクトロニカ2005において発表されたインターフェース・カルチャープログラムの成果について紹介する。そしてそれらを通し、インターフェースデザインとインターフェース・カルチャーにおいて芸術と科学、産業がどのように融合しうるかを問う。
[アーティスト・バイオグラフィー]
クリスタ・ソムラー&ローラン・ミニョノーは、インタラクティブ・アートの分野、そして人間とコンピュータのインタラクションについてのパイオニアである。1992年に始まったその活動は、インタラクティブ・アート・システムの発展に貢献している。1994年から2004年には、京都にある株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の研究者、アートディレクターとして、また岐阜にある情報科学芸術大学院大学/国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の助教授として日本に在住した。
現在は、オーストリアにあるリンツ工科造形芸術大学のメディア学部おいて教鞭をとっている。そこで率いるインターフェース・カルチャー・プログラムでは、革新的なインターフェースを可能にする人間と機械のインタラクションや、研究と応用そしてデザインに共通の新しいインターフェース・テクノロジーについて、さらにそれらの使用方法における文化的・社会的な可能性について指導している。

開催日時
2005年12月10日(土) ◇1部◇13:30~14:40、◇2部◇15:00~16:10
開催場所
日本科学未来館 1階 オリエンテーションルーム1b
*40分間のレクチャー後、展覧会会場にて展示作品紹介を行います。
参加費
無料
定員
各回60名
お申し込み
締め切りました
お問い合わせ
TEL:03-3570-9156
『サイエンス+フィクション』アーティスト・トーク担当
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