2014年夏。
私たちはここお台場で、地球上に住むすべての人たちに宣言します。
「恥ずかしがらずに、トイレの話をしよう!」と。

はじめに

うんちをすることは、生きる証。トイレについて語り合えば、互いが生きていることが実感できるはず。トイレについての悩みもどうぞオープンにしてください。そして大きなうんちをした友達がいたら、思いっきりほめてあげましょう。

さあ、くさいものにフタをするのは、もうやめです。身近なことから地球規模の課題まで、トイレにまつわるさまざまな課題にしっかりと目を向けましょう。そして、「小さな穴からつながる地球」をキーワードに、ボクらのうんちと地球の未来について考え、語り合ってみませんか?

さあ、トイレの世界に行っトイレ!

展示構成

8つのエリアに分かれた会場では、トイレをとりまくさまざまな問題を紹介します。いつもお世話になっているトイレの向こう側が、実は大きな世界につながっていることを発見していってください。
なお、「プロローグ」と「エピローグ」は、放送作家の鈴木おさむ氏がプロデュースを担当しています。

はじめに

みんなが幸せになれるトイレって?

フタの自動開閉にセルフクリーニング機能……。賢くて洗練された最先端の日本のトイレがあなたをお出迎えします。まずは日本のトイレに込められた「おもてなし」の心を実感してください。

プロローグ

もしもトイレがしゃべれたら・・・

トイレの水を流した後、うんちがどこに行くのか、考えたことはありますか? いつもはじっと黙っているトイレですが、ここではたまりにたまった不満を語りだします。その言葉を心に留めながら、会場にくりだしましょう。

エリア1

今日どんなうんち出た?

毎日つき合っているのに、意外と知らないうんちのこと。ここでは、さまざまな動物のうんちの観察や、うんちと健康を左右する腸内細菌の話を通して、うんちとあなたの関係に迫ります。

エリア2

きみはトイレで何してる?

トイレは排泄をするだけの空間ではありません。ゲームやおしゃべりが楽しめるトイレも存在しています。あなたなら、どんなトイレがほしいですか? トイレ空間を活用したさまざまなアイディアを紹介します。

エリア3

うんちはどこへいくんだろう?

"うんちの帽子"をかぶって下水道の旅へ出発! 大きなトイレのすべり台をジャーッとすべり降りて、下水道の水がきれいになる仕組みやうんちに含まれる利用可能な資源の回収技術など、トイレの先にある世界を体験します。

エリア4

宇宙のトイレは未来のトイレ?

宇宙船の中では、限られた資源を循環させて最大限利用することが大切です。そんな「ミニ地球」ともいえる環境に適したトイレとして、人間の排泄物から食べ物を育てるトイレが研究されています。物質循環と快適性の両立をめざした宇宙トイレのコンセプトモデルを見ながら、 理想のトイレを考えてみましょう。

エリア5

みんなが幸せになれるトイレって?

トイレはさまざまな問題を抱えています。5割以上いるといわれる、学校でうんちをしない子ども。介護の現場で大きな負担になっている排泄の処理。震災など非常時の衛生管理。一方、世界では約25億人がトイレを使えない環境にあり、不衛生ゆえに多くの子どもが命を落としています。排泄は人間の尊厳や生存に関わる大切な問題であり、その人の年齢や生きる環境によって、理想のトイレのあり方は大きく異なります。トイレをとりまくさまざまな問題をパネルや実物で紹介しながら、みんなが幸せになれるトイレとはどんなものなのかを考えます。

エピローグ

そしてトイレは歌いだす

トイレの仕組みや未来、そして数々の課題を知ったあなた。トイレの怒りや悩みに共感できるようになったはずです。最後のコーナーでは、今までの展示に登場したトピックと自らの思いを、トイレが高らかに歌い上げます。その歌声に、あなたは何を思うでしょうか。

トイレの助

いつもツルピカ!
働き者のトイレ小僧

うんちを流したり、便座を暖めたりするのが日課。毎日の仕事をコツコツとこなすマジメな性格。そしてキレイ好き。

ブリットくん

冒険大好き!
ケニア帰りのうんちボーイ

世界中のうんちがどうやって流れているのか、気になって旅をしている。綺麗な黄色は日焼けしているからではなく、体調がいいから。

プリットニーちゃん

かわいくなりたい!
ブリッこで明るいうんちガール

ブリットくんの妹。外見ばかり磨いていたが、自分の腸年齢にショックをうけて“腸活”に励みだした。ちなみに腸年齢はヒミツ。

ベンデル教授

トイレやとうんちの謎にせまる
モーレツ研究者

食生活が乱れるとうんちがどうなるのか、自分の身体をはって研究を続けている。最近は野菜ばかり食べているらしい…。

フッキー

紙だけに細かいことは
水に流しちゃうお調子者

紙だけに細かいことは水に流しちゃうお調子者トイレットペーパーのくせに長いものに巻かれやすい。「オレがいないとみんな困るビリ」が口ぐせ。

光浦オンチ

企画展公式「うんち大使」

フジテレビ「めちゃ2イケてるッ!」の人気キャラクター、光浦オンチさんが本展を広く世の中に知らしめる役割として公式「うんち大使」に任命されました。皆さんを「トイレ? 行っトイレ!」の世界へとご案内します。

本展関係者や各界の方々よりメッセージをいただいています。

鈴木おさむさん

放送作家

本展「プロローグ」と「エピローグ」のプロデュース担当

トイレの話題って、ふだんは何となく避けているところがありますよね。でもトイレやうんちについて堂々と真剣に考えたり、笑ったりできるのがこの企画展の面白さだと思うんです。今回、自分でも気に入っているのは「エピローグ」でつくった“ありがトイレ!”の歌。会場を出た子供たちみんながこの歌を口ずさんで、少しでもトイレに親近感をもってもらえたらいいなと思います。

光浦靖子さん

タレント

トイレを見直しました。粘土で自分がしたウンチを作るコーナーがあるんですが、あの場の科学の空気にのまれ、リアルに作ってしまいました。今、思います。なぜ、自分のしたウンチを再現し、自慢げに人に見せていたのだろう? でも、そんな空気の現場なの。
子供も大人も素直にウンチを楽しんでみて。

おおたわ史絵さん

内科医・作家

トイレやうんちを汚ないものだと思っている、そこのあなた! そんなかたは、ぜひここに足を運んでみてください。うんちの不思議や、腸の神秘、そして細菌たちの偉大さを感じてもらえるはず。親子揃って、さあ「トイレ?行っトイレ!」

毛利衛

日本科学未来館 館長

なぜ日本科学未来館でトイレ?」と思われるかもしれません。しかしトイレとは、私たちの毎日の営みが地球全体につながっていることを具体的に教えてくれる、最良の存在です。本展をきっかけに、ご家族みなさんでトイレやうんちと地球のつながりについて、おおいに語り合ってください。