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世界の終わりのものがたり


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ものがたりをはじめる前に

すべてのものごとには「終わり」があります。人の一生も、自然も、文明も、そしてこの宇宙でさえも。しかし忙しい毎日、そんなことを考えている余裕はなく、また考えたくもないと思っているかもしれません。
2011年3月11日、未曾有の大地震が起きました。私たちの“今”を支えているものがいかにもろく、あやういものかが如実になったできごとでした。「すべてはいずれ終わる」という必然を踏まえて、人はなにを未来に残すことができるのでしょう。そして生きることへの希望に対し、科学技術にはなにができ、なにができないのでしょう。
終わりを知ったうえで、それでも続いていく“生”への希望を見出していく。それが生きている者の使命だからこそ、私たちは遠ざけてきた問題と今こそ向き合わねばならなりません。震災から一年を迎える2012年春、本展を訪れるすべての人のなかに、「終わり」から始まる新たな希望のものがたりが生まれることを願いつつ、本展を開催します。


会場構成

会場に一歩足を踏み入れると、個人の人生から宇宙の終わりまで、あらゆるものの終わりをめぐる「問い」が次々に現れます。
これらの「問い」には回答の手がかりとして、科学をはじめさまざまな分野の視点が、ときに深刻に、ときにユーモラスに提示されていきます。一問一問について考えたり、回答を書き出したり、ともに訪れた友人や家族と語らったり。73の問いをきっかけに思考や対話を繰り返しながら、自分自身の胸に深く問いかけてみてください。限りある世界と時間のなかで、自分自身が大切にしたいものは何なのか、そしてどんな未来をつくりたいのか……。
この会場で過ごす時間の先に、あなた自身の希望のものがたりがきっと浮かびあがってくることでしょう。

会場内は4つのセクションに分れています。起点となるのは今ここにいる「わたし」の存在。自分自身の終わりから自分をとりまくものの終わり、そして世界の終わりへ。会場空間を進みながら次第に視点を外部へと広げていきます。







本展は企画展会場を中心に、ウェブサイトやミュージアムショップ、カフェ、など、さまざまな場が合わさってできています。企画展会場以外は入場無料です。

特設サイト

この特設サイトは企画展会場とつながっています。(3/10~6/11)
あなたならどう答える?」は、会場にある73の「問い」のうち、核となる3問にウェブを通して回答できるコンテンツ。会期中、会場とウェブからどんどん投稿されていく回答を、ここでチェックしてください。爆笑問題から茂木健一郎さんまで、各界の豪華メンバーも回答しています!
本日の一問!」では、この個性あふれるメンバーが16の問いに出した回答を毎日一問ずつ公開します。(3/9~24)
4月30日までの回答結果」では、3月10日~4月30日までの期間に会場でいただいた7つの問いについて、回答結果を中間報告しています。会期中の全集計は「エピローグ」で順次報告していきます。

連動企画 ラブレタープロジェクト

人生の終わりまでの時間を、誰とどんなふうに過ごしたいですか?
本展ではその希望を、恋人や家族など大切な人に宛てたラブレターとして綴ることを提案します。本展を体験した後に、あるいは前に、新スタイルのラブレターを体験してください。
→ラブレタープロジェクトのページはこちら
[場所:1階シンボルゾーン(本展会場の隣)]


世界の終わりの本棚

あなたにとっての「世界の終わり」をイメージさせる一冊とは?
終わりのアンケート」で皆さまに投稿していただいた小説、映画、美術などの中から、約30冊の書籍を選びました。詩集から、漫画、文学、SF、科学書まで、「世界の終わり」という共通項で結ばれた異色の本棚です。
[場所:1階ミュージアムショップ]


世界の終わりのスイーツ

一瞬の食の美にたずさわるパティシエは、「世界の終わり」をどう捉え、表現するのでしょう?
「Toshi Yoroizuka」のオーナーシェフ、鎧塚俊彦氏が「世界の終わり」をテーマに創作したオリジナルスイーツを、5月の土日、祝日の10日間限定でお召し上がりいただけます。
「世界の終わりは“新しい世界の始まり”。夢と希望に満ちたものにしたいです」と語る鎧塚氏。「ルネサンス」と名づけられたこのスイーツは、「滅亡は新たなる誕生。大地から新たな生命が誕生するのをイメージしました」とのことです。
この時期にこの場でしか味わえない「世界の終わりのスイーツ」体験。本展と合わせてぜひご賞味ください。

[販売日] 5月の土日、祝日の10日間
(5/3~6、12、13、19、20、26、27)

[価格] 630円(税込み)

[個数] 1日50個限定

[場所] 5階カフェ