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“星のためにできること”
過剰な照明がもたらす影響「光害」をなくすため、夜空に星が見える幸せを伝える作品
シナリオ制作 | TAIWAN
Zoe Yang
私たちは、たくさんの照明があるおかげで夜でも明るい生活をすることに慣れています。しかし、過剰な照明や不適切な照明は、人間を含む動植物の活動を乱したり、健康にも悪影響を与えたりすると言われています。こうした照明による悪影響を「光害(ひかりがい)」といいます。シナリオ制作者は、故郷台湾の星空が光害によって見えなくなった経験から、不必要な照明をなくし、世界に星空を取り戻すことを呼びかけています。
映像制作 | JAPAN
遠くまで届く過剰な照明や人のいない場所に灯る不必要な照明は、夜空の星を見えにくくするだけでなく、生物の暮らしや周囲の環境にも悪影響を及ぼします。この光害(ひかりがい)について、これからの社会を担う多くの若い世代に知ってほしいという思いを、「きれいな星空を取り戻そう!」というメッセージとともに作品に込めました。冒頭で、台湾から届くメールの内容は、台湾のシナリオ制作者の実体験が基になっています。最後に出てくるきれいな星空にもぜひご注目ください。
TAIWAN国立台湾科学教育館
1956年に設立され、国内で唯一、科学教育を担う国立の施設です。生命科学や物理、化学、数学、地球科学などをテーマとした充実した常設展示のほか、国内外との科学館とのコラボレーションにより、最先端の科学展も開催しています。さらに、あらゆる年齢層が科学を知って、楽しんで、魅力を感じてもらえるよう、科学図書館や設備が充実した実験室では、科学を自らの手で体験することができます。
Lin, Ming-chao
Lin Mingchaoは、国立台湾科学教育館でPicture Happiness on Earthの主担当をしています。彼は実験課でアシスタント研究員として働いています。 Linからのメッセージ「科学を楽しもう!」