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“This is Earth”
オゾンホールやその生活への影響をくい止めるため、協力の大切さを伝える
シナリオ制作 | CHINA
Lin Xijuan
オゾンホールやその生活への影響をくい止めるため、国や個人による協力の大切さを伝える作品。地球の大気層は、人間が地球上で生きていくために必要なものですが、人間の活動より大気層が破壊され、オゾンホールは拡大しています。シナリオ制作者は、中国の政府や個人、そして世界の人々が協力して、オゾンホールの原因となるフロンガスの排出を抑える必要があると訴えています。
私たちが制作した背景
経済成長により人々の豊かな生活が実現する一方で、中国では環境汚染が深刻化しています。特に家電製品の普及に伴い、フロンガスのを含めた温室効果ガスの排出量が増加しており、発展途上国が排出する総量の5割以上を占めているのが現状です(1)。フロンガスの排出はオゾンホールの拡大へとつながり、皮膚がんの増加、穀物の減産、さらに魚類の死滅など、中国だけでなく世界への影響が懸念されています(2)。そのため1991年モントリオール国際公約に加入して以来、中国はフロンガス排出量の減らすよう努めており、政府だけでなく一般市民もフロンガスの不使用を意識し始めています(3)。
(1)2016年2月29日中国環境保護省大臣定例記者会見にて発表
(2)WHO Foreign Medical Information Volume 27. September 2006
(3)1991年中華人民共和国政府モントリオール議定書に加入するに関する宣告
映像制作 | JAPAN
家電製品などから出るフロンガスが原因と考えられるオゾンホールが発見されたことで、私たち人間はその問題の大きさにようやく気づきました。中国はかつてこの問題を引き起こす主な国の一つでしたが、国際条約に従って、フロンガスの排出量を下げる努力をしてきました。現在はオゾンホールの拡大は抑制されつつあります。さまざまな環境問題も人間の努力によってきっと解決につながるはずです。かわいらしいイラストやカラフルな表現で、環境問題を伝えます。
CHINA中国科学技術館
中国科学技術館 (CSTM) は1958年に開館し、中国で最も長い歴史をもつ科学館です。数回の改装を経て本館は2007年につくられ、北京オリンピック公園内に位置しています。年間250万人以上が来館し、多い日には4万人が来館します。展示は、火薬や地震計など古代中国に関するトピックから、現代の科学や宇宙にまで及びます。また30 mの高さを誇る、アジア最大のドームシアターを保有、最近では国際的な連携活動に力を入れており、世界の科学館のなかで大きな役割を果たしつつあります。
Wei
Weiは中国科学技術館の科学エデュケーターです。オーストラリアの大学院時代に科学コミュニケーションに魅了され、これが科学館で働くきっかけとなりました。このプロジェクトでは、中国科学技術館でのワークショップの運営や調整、参加者の募集や優秀シナリオの選定を担当しています。
中国科学技術館で制作された作品
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Bird Immigration
Yang Ziming, Zhong Guancun High School
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Bluefin Tuna
Zhang Qiyu, Tsinghua University High School
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City Change
Fan Ruiyao, Renmin University High School
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Forest Protection
Lin Xiran, Daxing San High School
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Global Warming
Fan Tianxing, Tsinghua University High School
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Golden
Xu Yian, Renmin University High School
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Industry Development
Xiao Ziyu, Tsinghua University High School
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Melting
Shen Haoyu, Beijing 171 Hight School
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Ocean Warming
Tan Dandi, Beijing 171 Hight School
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Our Home
Lin Xijuan
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Our Life
Lv Yicheng, Beijing 171 Hight School
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Ozone Hole
Lu Zexuan, Tsinghua University High School
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Trees
Yang Zehao, Tsinghua University High School