メディアラボとは?

メディアラボ

情報科学技術は、あなたのすぐ身近にあります。そして使われるのをまっています。
その技術たちは、生活を快適にすることも、文化を生み出すことも、社会を変えることもできます。
それを決めるのはあなた自身です。
「情報科学技術を手にして、自らが世界を変えることができる」
メディアラボはそれを感じることができるスペースとして誕生しました。

  1. メディアラボは研究室(ラボ)です。
      ここから研究成果が生まれます。
  2. メディアラボはギャラリーです。
      技術と創造性が結びついた作品に出合えます。
  3. メディアラボはメディアです。
      あなたと研究者をつなぎます。
  4. メディアラボは表現の場です。
      あなた自身が表現者になります。

ロゴデザイン

Lab の「L」のカタチのパーツ(モジュール)を組んでグラフィックを作っていこうという考え。一つ の「L」のパーツを組み合わせて行くと様々な形に変容して行くというもの。「L」が集まって更に大きい「L」にもなる。


ギャラリーの設計(メディア・ウォールとサインシステム)

デバイス・アートギャラリーを迎える未来館メディア・ラボという空間プランには、0と1の組み合わせが、極めて複雑なプログラムをデジタル情報のように、シンプルなモジュールの組み合わせが、多様な表現を実現するというコンセプトを掲げた。大日本タイポ組合のデザインによるLモジュールで構成されたサインシステム、pointの設計による開閉式の柱で空間を仕切ることができ、積み木のように様々な組み合わせ、配置が可能なメディア・ウォールを設計した。ウォールには、ケーブルやコンピューター等の置き場などにも工夫を凝らし、加えて、床もどこからでも電気がとれるように整備したことにより、極めて柔軟性のある、軽やかなメディア展示の仕組みと空間が実現した。各参加者の自由な作品の展示をサポートできたのではないかと思っている。

監修者紹介

稲見昌彦(第9期〜)

慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授
1999年東京大学大学院 工学系研究科 博士課程修了。博士(工学) 東京大学助手,科学技術振興機構さきがけ研究者,マサチューセッツ工科大学コンピュータ科学・人工知能研究所客員科学者,電気通信大学教授などを経て,2008年4月より現職。 拡張現実感システム,触覚インタフェースなど,五感に関わる新規ユーザインタフェースを多数開発。 科学技術振興機構ERATO五十嵐デザインインタフェースプロジェクトグループリーダー,日本バーチャルリアリティ学会理事,情報処理学会エンタテイメントコンピューティング研究会主査,コンピュータエンターテインメント協会理事等を務める。 IEEE Virtual Reality Best Paper Award,米「TIME」誌Coolest Inventions,文化庁メディア芸術祭優秀賞など各賞受賞。

岩田洋夫(第1期〜第8期)

筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授
1981年東京大学工学部機械工学科卒業、1986年東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)、同年筑波大学構造工学系助手。現在筑波大学システム情報工学研究科教授。バーチャルリアリティ、特にハプティックインタフェース、ロコモーションインタフェース、没入ディスプレイの研究に従事。 SIGGRAPHのEmerging Technologiesに1994年より14年間続けて入選。Prix Ars Electronica 1996と2001においてインタラクティブアート部門honorary mentions受賞。2001年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。

企画協力 (独)科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業
(CREST)「デバイスアートにおける表現系科学技術の創成」
展示ユニットデザイン 長岡 勉/point
アートディレクション
&サインデザイン
大日本タイポ組合