第1回受賞作品
展示物部門
科学技術庁長官賞 科学技術振興事業団理事長賞 (財)日本科学技術振興財団会長賞 (財)日本科学技術振興財団会長賞 奨励賞
展示物部門
科学技術庁長官賞 ●科学技術庁長官賞
「音のフレネルレンズ」
(田原 輝男/都立隅田川高校・三沢 利晶・岩谷 直之・山下 一郎 )

音のフレネルレンズは、波長数センチ程の可聴音を焦点の位置に集積させるものである。
音源から出た音の波面が、平らなプラスチックの段ボール板を切り抜いて作ったフレネルゾーンを通過するときに回折し、焦点のところで干渉して強めあう。焦点の位置に耳を近づけると音が大きく聞こえるので、音波が回折、干渉したことがわかる。
われわれのグループ(平成8年度東京都理化教育研究会、物理専門委員会、波動グループ)では、高校物理の波動分野の一教材として教室内で演示できるように、一辺91cmの正方形の板を用いて音のフレネルレンズを製作し、授業での実践を行い成果をまとめ発表した。広い空間に直径が3〜4m(あるいはそれ以上)程度の音のフレネルレンズを設置できれば集音の効率も向上し、音波の回折、干渉の理解に役立つ効果的な実験となるものと期待できる。
TOPへ
科学技術振興事業団理事長賞 ●科学技術振興事業団理事長賞
「サインカーブのいろいろ」
(植野 義明/東京工芸大学)

振動や回転など周期的な現象を記述するもとになるサインカーブ。その曲線を、いろいろな方法で描いたり鑑賞したりする。
また、単純なサインカーブを組み合わせることによって、より複雑な波形を表現することが出来ることを参加者が自ら試行錯誤することによって体得してもらう。
TOPへ
(財)日本科学技術振興財団会長賞 ●(財)日本科学技術振興財団会長賞
「数式のない数学」
(佐伯 平二/名古屋市科学館)

数学は、あらゆる科学や技術の根底にある重要な学問にも関わらず、国内に数学の展示を持つ科学館は殆ど皆無の状態である。来館者に抽象的で難解な印象を与えることがその原因として指摘されている。しかし、海外の科学館における事例を参考にすると、身近なテーマをよく練った手法で取り上げれば十分に来館者に受け入れられる事は明白である。
本展示品では、ワークシートの補助解説を頼りに、ピタゴラスの定理や円周率等、主として中学校で学ぶよく知られた10の題材を組み合わせ、説明順序に従った簡単な操作・測定等を行うことで自動的に答えが導き出せたり、不可思議な造形物の動きを見ながらこれらの理解を増進させる事を目的とする。
また、一見良く分からない展示什器全体の配置が示す数値は、良く知られた円周率のおおよその値であり、ワークシート最後の問題に対する解答にもなっている。
TOP
(財)日本科学技術振興財団会長賞 ●(財)日本科学技術振興財団会長賞
「共振ブランコ」
(橋本 静代/発見工房クリエイト 所長)

物性物理の分野でエネルギー伝達の基礎概念となっている共鳴現象を、二連振り子のブランコに乗って遊びながら身体で共振の不思議さを体験させ、科学への興味と探求心を育ててゆこうとするのがねらいである。
●(奨励賞)
「増強モーゼ効果の実験」
(北澤 宏一/東京大学大学院理学部教授、広田 憲之、中川 準)

「高輝度LEDを使った加色混合実験装置」
(岡田 高芳/京都市教育委員会青少年科学センター指導室)

「きえる金魚ちゃん」
(鈴木 由美子/栃木県こども総合科学館)

「ロックコンサート」
(西本 昌司/名古屋市科学館)