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審査委員(五十音順)

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インゴ・ギュンター 氏
(アーティスト)

I wish that some of the works, proposed or realized, would have taken issue with Emil Cioran's (Romanian philosopher) notion of "time as the ailment of eternity". At any rate, to ask for a 15 second "artwork" for Geo-Cosmos that captures time on the globe, is a bit like asking for a 15 word essay that reveals the secret of life.
Needles to say that the results must consist of more or less interesting and occasionally beautiful failures. They were most enjoyable to watch.


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小久保 英一郎氏
(天文学者)

映像作品の審査ははじめてだったのですが、まずは楽しみながらできたので、とてもいい経験になったと思います。天文学者として参加しているので、自分にどういうことが期待されているのかを考えながら審査をしました。科学的に正しいことと芸術的に美しいことの調和を大事にしながら審査をするようにしました。


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ジェフ・ミルズ 氏
(DJ/テクノプロデューサー)

I am very glad to have been invited back and I think it is quite important to continue to create art and design in relation to the Earth. I am very excited about the entries and the contestants.


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辻川幸一郎 氏
(グラフィックデザイナー/映像作家)

僕らが普段観ている平面のモニターでは、カット編集や場面転換など、観ているこちら側も映像のルールが染み付いているので、15秒という短い尺でも様々な情報を受け取ることができます。
ジオ・コスモスのような球体ディスプレイは、どこかオブジェのようで、裏側を想像しなければならなかったり、編集という概念が活かしづらいので、15秒だと短く感じてしまいますね。それぞれの作品のアイデアはとても良いのですが、15秒だと伝わりきれないものもあると感じました。これは今後の課題かもしれません。
大賞に選ばれた作品は、実写というところが良いですね。自分でタイムラプス映像を撮りに行ったりとか、そういう手作り感もあって、とても素敵な作品が選ばれました。


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長谷川踏太 氏
(Wieden+Kennedy Tokyo エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)

今回は一次審査のアイデアの段階から見させてもらっていて、アイデア自体がすごくおもしろいと思っていたけれど、15秒で言いたいことをうまく表現することと、ジオ・コスモスという球体でうまく表現するという、二つのことをやらないといけない。どちらかが上手くいかなくて、もったいなかったな、と思うものがいくつかありました。テレビコマーシャルのように数フレーム単位で計算して作るくらい、シビアな作り方をしていかないと、伝えたいストーリーは、一瞬見ただけだと伝わりづらいのかなと思いました。



審査委員長

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毛利 衛
(日本科学未来館 館長)

私がシンボル展示「ジオ・コスモス」を作ったのは、ちょうど宇宙から帰ってきて、未来館がオープンする21世紀最初の年でした。宇宙での仕事は、地球の立体地形図を作るというものだったので、ずっと地球を見ていました。館長になってシンボル展示を作るときに、ぜひ「今の地球」を見ることを共有すること、それが最終的に科学技術の目的とつながるだろうと思いました。最初はLEDを使って作り、10年経って更に高精細な有機ELとなって今のシンボル展示が存在します。

ジオ・コスモスが高精細になり、芸術的にも寄与できるのではないか、この球のディスプレイを使って芸術家が表現したらどうなるか、という考えから、本コンテストはスタートしました。この地球は宇宙から見ると美しい球ですけれども、あくまでも外から見た地球です。今回のテーマである「地球の時間 / Time on the globe」をどう捉えるかというなかで、まさに一人が感じる「時間」とは太陽の位置だということを、河上さんがすばらしくユニークなアイディアでジオ・コスモスに表現してくださいました。個人的にも非常に嬉しいですし、地平線という難しい空間をどう表すのかという点で審査委員の方々が非常に高く評価してくださいました。新しい世界観をジオ・コスモスに表現してくれたという点で一歩抜きんでており大賞に決定しました。

「ジオ・コスモス コンテンツ コンテスト2015」は、前回よりも更に作品のレベルが高まり、このように作品をご紹介できたことを大変嬉しく思います。これを可能にした審査委員の方々、応募してくださった方々にお礼申し上げます。
ひとりひとりが世界とつながっているという意識とともに、少しでも科学技術が貢献する役割が世界中の人に広がり、未来の平和と、より豊かな方向に行けるように、もっと皆さんと努力していきたいと思います。

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