放射性物質マップ

放射線量マップ



各都道府県と福島第一原子力発電所における放射線量の測定データは、さまざまな機関から公表されています。それらを独自にまとめて図で表わしました(本サイトの運営終了にともない、7月28日で更新を終了いたしました)。


各都道府県と福島第一原子力発電所の10時における測定値を色分けして表示しています。自然界にはもともと放射性物質が存在し、1時間あたり0.1マイクロシーベルト以下の放射線が常に出ています。ヨウ素131やセシウム137など原子力発電所由来の物質が飛来した地域では、通常より高い放射線量になっていると考えられます。


グラフでは、わかりやすくするために、縦軸に対数を用いています


代表的な地点の放射線量の時間変化をグラフにしました。マップでは0.35マイクロシーベルト以上の地域はすべて同じ色で表わされていますが、グラフでみると実際の値には大きな差があることがわかります。また、福島第一原子力発電所の放射線量のピークに遅れて他の地域にもピークが現われることから、放射性物質が飛来したと考えられます。

2011年6月13日分より、各都道府県のデータは、モニタリングポスト近傍の地上高1mを可搬型サーベイメーターによって10時に測定された値を掲載。


<データ元>
福島県以外の都道府県: 文部科学省 2011/07/28 14:00発表
福島第一原子力発電所西門前: 東京電力 2011/07/28 14:00発表
福島県福島市: 福島市防災情報サービス 2011/07/28 発表

 
情報編集+作図+執筆:科学コミュニケーター 天野春樹

 
放射性物質マップ

放射性物質の飛散予報図

福島第一原子力発電所から漏れ出している放射性物質は、風に乗ってどのように広がる可能性があるのでしょうか? さまざまな研究機関がシミュレーション計算にもとづく予報データを公開しています。そのうちのいくつかを紹介します。

※注意:福島第一原発から、どのような種類の放射性物質が、いつ、どのくらいの量、空気中に放出されているのか、現在、詳しい実態はわかっていません。そのため以下に紹介する各機関では、それぞれに、放射性物質の種類と量、放出時間などに仮定を置き、その上で気象条件を考慮して、飛散のしかたをシミュレーションしています。得られた予報は、あくまでも相対的な傾向のみを表わしています。

解説:科学コミュニケーター 池辺靖
2011.06.08 更新



オーストリア国立気象学地球力学研究所(Wotawa博士による)

福島第一原子力発電所から排出されるヨウ素131の3日先までの飛散予想図。ヨウ素131のみが常に一定量ずつ放出されていると仮定。ヨーロッパ天気予報センター(ECMWF)から提供された気象データをもとに、空気の流れなどを予測し、ヨウ素131が最初の濃度からどのくらい薄まっていくかを、1時間刻みで計算したもの。


福島第一原発での放射線量を1 としたときの予測放射線量を色で示しています


世界標準時で6月8日0時から10日23時までの予報をくり返し再生しています。世界標準時に9時間を足すと日本時間になります(たとえば世界標準時で12時のとき日本時間は同日21時)。予測されるヨウ素131からの放射線量を、色分けして示しています
(本研究所による予報は6月8日をもって最終更新となりました。)




急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)

文部科学省の運営する、放射性物質飛散予測システム。福島第一原子力発電所から、ヨウ素131が1時間にわたり合計で1ベクレル放出されたと仮定し、放出が始まってから3時間後までの濃度分布およびヨウ素131から放出されるガンマ線量を予測。
http://www.bousai.ne.jp/speedi/SPEEDI_index.html



イス気象センター

深夜0時から翌日の9時まで(33時間)の放射性物質の拡散を計算し、地上からの高度10メートル、 500メートル、1500メートル、それぞれにおいての物質の流れを色で示した動画を公開している。
http://www.meteocentrale.ch/en/weather/weather-extra/weather-in-japan.html



イツ気象局

6時間ごとの時間分解能で3日後までの予報結果を出している。福島第一原子力発電所の上空250メートルから放射性物質が放出されていると仮定したとき、風に乗って物質がどのように運ばれ、どのように薄まっていくのかを示したもの。最も高い濃度を濃い茶色で、最も低い濃度を黄色で表わしている。
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif



気象庁

国際原子力機関(IAEA)の要請により気象庁が行なった予報計算。福島第一原子力発電所の上空20~500メートルから一様に、1ベクレルのヨウ素131が72時間にわたり放出されたと仮定し、放出開始から3日間の放射性物質濃度の変化を、1日ごとに予測したもの。
http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/eer_list.html (5月23日を最後にIAEAからの要請終了)


関連リンク

文部科学省