8月1日(水)よりメディアラボ第11期展示「フカシギの数え方 The Art of 10^64 -Understanding Vastness-」を公開します

不可思議(フカシギ)

常設展示「メディアラボ」は、先端情報技術による表現の可能性を、定期的な展示更新を行いながら紹介していくスペースです。第11期となる今回は、超高速アルゴリズムの研究をすすめる「JST ERATO湊離散構造処理系プロジェクト」の研究を紹介します。

展示タイトルにある「不可思議(フカシギ)」とは、万、億、兆、京などと続く数の単位で10の64乗のこと。実は、電車の乗り換えや電気の配電網など、さまざまな組み合わせの中から最適なものを選ぼうとすると、その選択肢は10の64乗という膨大な数になることも珍しくありません。超高速アルゴリズムは、こうした膨大な組み合わせの中から最適な答えを計算によって効率的に導き出します。その計算の「技」や、この「技」で私たちの未来はどう変わるのかを体感します。

メディアラボ第11期展示
「フカシギの数え方 The Art of 1064 -Understanding Vastness-」

【公開時期】2012年8月1日(水)~2013年4月15日(月)
※好評につき4月15日(月)まで延長!

コンテンツ

数え方の「技」を5段階で紹介。

不可思議(フカシギ)とにかく数え上げるべし!(見習い)

《とにかく「数え上げる」べし!(見習い)》
答えだけを探すのではなく、すべてを数え上げることが重要です。重複や漏れなくすべてを数え上げるためには、どんな工夫ができるでしょうか。コンピュータと人間の数え方の違いに注目してみましょう。


不可思議(フカシギ)爆発を感じるべし!(門下生)

《「組み合わせ爆発」を感じるべし!(門下生)》
数えるものが少し増えるだけで、その組み合わせは膨大な数になります。これを「組み合わせ爆発」と呼びます。1不可思議(10の64乗)の組み合わせを数え上げるためには、どれくらいの時間が必要なのでしょうか。


不可思議(フカシギ)「圧縮」の極意を知るべし!(初段)

《「圧縮」の極意を知るべし!(初段)》
膨大な組み合わせも、計算の方法を工夫することによってぐっと減らすことができます。この方法を「圧縮」といいます。組み合わせを何億分の1にも減らすことのできる「圧縮」とはどのような方法なのでしょう?


不可思議(フカシギ)奥義「圧縮」炸裂!(師範代)

奥義「圧縮」炸裂!(師範代)
「圧縮」することで組み合わせの数がどう変化するのか体験します。


不可思議(フカシギ)「圧縮」が切り開く未来(師範)

《「圧縮」が切り開く未来(師範)》
組み合せは私たちの身の回りのいたるところに存在します。研究者たちはどのような組み合わせの「圧縮」に挑戦しているのでしょうか。アミダクジや囲碁の局面の組み合わせなど、様々な研究を見ながら、不可能だと考えられていた計算が可能になると、未来はどう変わるのかを考えます。


JST ERATO湊離散構造処理系プロジェクト
独立行政法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業のプロジェクトのひとつ。複雑な計算を数学的に簡約化し効率化する「アルゴリズム技術」の研究を行う。分野横断的かつ大規模な実問題を高速に処理するための技術基盤の構築を目指す。

湊真一(ERATO研究総括 北海道大学大学院情報科学研究科コンピュータサイエンス専攻 教授、博士(工学))
1990年~2004年、NTT研究所に勤務、1997年スタンフォード大学客員研究員を経て2004年より北海道大学助教授、2010年同大教授。

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