日本科学未来館 国際監修委員会より「Miraikanメッセージ」を世界に向けて発信[2010年10月2日(土)]

日本科学未来館(略称: 未来館、館長: 毛利 衛、所在地:東京都江東区青海)は、来年度に開館10周年を迎えるにあたり、世界各国の科学技術分野・科学館分野の第一人者を委員とした国際総合監修委員会(以下、委員会)を当館において開催いたしました。

「Miraikanメッセージ」とは、委員会での議論をもとに、人類が直面する地球規模課題の解決のために、科学館が果たす役割についての提案であり、日本がリーダーとして世界に貢献するための提言です。

未来館メッセージ2010

1.地球規模の課題には人類のあらゆる知恵を総動員する対策が必要です
地球温暖化や生物多様性といった地球規模の課題は、人類存続に脅威を与える問題であり、同時に、私たち一人ひとりの毎日の生活に衝撃を与える個人の存続の問題でもあります。賢者は「あなたが見たいと思う世界にあなた自身がなりなさい」と言っています。それゆえ、私たち一人ひとりには、この地球規模の課題の解決のために取り組む役割があります。
人類はこれまで社会的集団として持続的に生き延び、より豊かな暮らしを得るために育み伝承してきた知恵を持っています。これらの地球規模の課題を改善し、対策を実行するためには、人間のあらゆる知恵を総動員することが必要です。
2.文化としての科学技術
文化とは、人類がこれまで育み伝承してきた知恵の総体を意味します。すなわち、政治、経済、宗教、倫理、芸術・スポーツ、そして科学技術などすべての人間活動が含まれます。
私たちは、科学技術を文化として捉え、私たちの社会に対する役割と未来の可能性について、考え、語り合う場をつくります。
3.未来館はグローバルな活動を発展させます
地球規模の課題解決には国際協力が必要です。しかし、各国が自国の利益に重きを置けば、解決策を見つけることは困難となるでしょう。重要なことは、すべてのために持続可能な地球環境を確かなものにするグローバルな視点を持つことです。そのためには、世界が受け入れられる科学的なものの見方が必要となります。それこそが、人類の文化の一翼を担う科学技術であり、人類共通の価値を共有して公益に役立ちます。
日本科学未来館は、科学技術を身近な文化にする活動に取り組んできました。そして、その活動を地域、全国、そして世界に広げようとしています。私たち国際総合監修委員会(IAB)は、われわれの惑星・地球を守るために、世界的な協力と協調を通して、この活動を推進することを支持します。

■国際総合監修委員(順不同、敬称略)■

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