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ニュースでも取り上げられ話題になった外来種「ヒアリ」の日本への侵入。このような外来種の進入はヒトへの直接的な被害にとどまらず、地域固有の生態系にまで大きな影響を及ぼします。
一度外来種が侵入すると、その防除には長期間にわたって人的、経済的な負担がかかります。外来種問題に正しく向き合うには、目の前にあるリスクだけでなく、長期的なリスクとコストを把握した上での防除の戦略が必要となるのです。
今回のイベントでは、離島の外来種防除に携わる研究者をお招きし、ヒアリをはじめとした外来種の具体的な防除法や、外来種問題への正しい向き合い方などをお話しいただきます。
森 英章氏
一般財団法人 自然環境研究センター 研究員
博士(生命科学・東北大学)
女王を欠く働きアリ社会(アミメアリ)に見られる、労働をせずに繁殖だけを行う系統を扱った、社会の裏切り者の進化の研究で学位を取得。
現在は一般財団法人自然環境研究センターの主任研究員として、絶滅危惧種の保全とその研究に従事。世界自然遺産の小笠原諸島を主なフィールドに、固有の陸貝や昆虫の繁殖技術の開発、彼らを守るための外来トカゲ、外来アリ等の防除に尽力。