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「地下展 UNDERGROUND」関連プレイベント『ちきゅう×地下×みらい』(全5回)第5回 「地下万歳~皆で掘る地球の神秘とその謎を~」要申込

平朝彦 氏
「真理は机上にあらずして、フィールドにあり」ちきゅう船上にて
「真理は机上にあらずして、フィールドにあり」ちきゅうラボにて
未来館常設展示にて「研究者と会おうシリーズ」

秋開催の地下展に先立って、プレイベントを実施いたします。
最終回は海洋研究開発機構 地球深部探査センター長の平朝彦先生をお招きし、地球科学研究の魅力や研究をする意義など、今までの総まとめとしてお話ししていただきます。 その他にも"ちきゅう"や研究での裏話の他、企画展「地下展」の内容もご紹介します。 さあ、皆で一緒に地球科学の魅力を掘り起こしましょう。

【講師プロフィール】

平 朝彦(たいら あさひこ)
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 准教授

海洋研究開発機構 理事・地球深部探査センターセンター長
1946年宮城県生まれ。 東北大学理学部地質学古生物学教室、米国テキサス大学に進学。 卒業後は高知大学や東京大学海洋研究所で、四万十帯という地層の研究を行い、プレート沈み込み帯での付加体形成を研究。 国際深海掘削計画の推進に従事し、現在、統合国際深海掘削計画の主力船「ちきゅう」のプロジェクトを進めている。 著書に、「日本列島の誕生」(岩波新書)、「地球の内部で何が起こっているか? 」(光文社新書)、「地質学」(岩波書店)など多数。 平成19年日本学士院賞受賞。

【来館者へ一言】
南海トラフは、西南日本の太平洋沖、水深約4700mの溝状の海底地形を指し、フィリピン海プレートが日本の下にもぐり込んでいる場所に相当する。 そこは、地球を知る上で非常に重要な場所である。 南海トラフには、1000m越す厚さの堆積物があり、それがプレート運動によって移動し、日本列島に付け加わっている。 この作用できた地殻を付加体とよび、私は、日本列島が数億年におよぶ付加作用によって形成されたことを明らかにした。 南海トラフの付加体は、プレート運動のエネルギーによって破壊され、約100年周期で巨大地震と津波を発生させる。 巨大地震発生メカニズムの理解をさらに進歩させるには、掘削(ボーリング)によって、直接に地震発生帯を調べるのが、最も有効な手段である。
「ちきゅう」は、水深2500mの海底からさらに7000m掘削能力を有する世界最高の科学掘削船である。 10年の歳月をかけ、統合国際深海掘削計画(IODP)において、紀伊半島沖の南海トラフの掘削計画が立案されてきた。 今年9月から、1944年に発生した東南海地震震源域の一部に、海底面から6-7km の超深度掘削によって到達しようという計画が始まる。 地震発生帯よりサンプルを回収し、また、掘削した孔の内部でさまざまな長期観測を実施する予定である。 この掘削計画によって、巨大地震についての科学的理解が進歩し、さらに防災に貢献することが期待されている。 「ちきゅう」は地震の研究のみならず、未知の地下生物圏、地球環境変動の歴史、マントルへの掘削など、地球と生命の謎に迫ってゆく。 「ちきゅう」の大航海が今、始まろうとしている。

開催日
2007年8月18日(土) 14:30~15:30
開催場所
日本科学未来館 5階 地球環境とフロンティア フロンティアラボ
参加費
常設展入館料のみ
定員
40名
申込み方法
WEBでのお申し込み
応募締切
2007年9月5日(水) 17:00まで
主催
日本科学未来館
お問い合せ先
Tel: 03-3570-9259(科学調査・探求グループ )竹内
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