3Dドーム映像作品『9次元からきた男』

ホラー映画界の第一人者、清水崇監督が挑む、科学映像の新境地!
理論物理学者が見ている究極の景色を、最新の科学データと仮説をもとに映像化

本作は、物理学の究極の目標である「万物の理論」をテーマにした3Dドーム映像作品です。近年、素粒子の研究ではヒッグス粒子が発見され、宇宙にはダークマターやダークエネルギーが満ちていることがわかるなど、自然界の法則の解明が進んでいます。しかし、素粒子のミクロの世界と、宇宙のマクロの世界をあらわす二つの理論は矛盾しており、理論物理学者たちはそれらを統一する「万物の理論」を見つけようとしています。その最も有力な仮説である「超弦理論」が提示する、驚くべき世界とは?
本来、数式でしかたどりつけない理論物理学の最前線が、清水崇監督による体感的な演出によって、めくるめくトラウマ体験の連続となってドームいっぱいに広がります。さらに、ノーベル賞受賞で話題の素粒子・ニュートリノやヒッグスを芸術的に可視化したCG、12億個という膨大なパーティクル数で描く精緻な宇宙の歴史など、最新の研究成果とデータに基づくビジュアルにも触れられる作品です。

「世界のすべては“ひも”で出来ている? 謎の男が誘い出す、この世の隠れた次元」

とあるカフェの中に紛れ込んでいる、何かが違う男。その名はT.o.E.(トーエ)。男は科学者たちに追われている。あと一歩で捕まりそうになったそのとき、男はおもむろに姿を変えた。そして、含みのある問いかけと共に私たちを不可思議な旅へと誘う。とてつもなく小さなミクロの空間からマクロのスケール、そして現在からはるか昔、宇宙誕生の瞬間まで、変幻自在に時空を移動してゆく男。導かれるままについて行ったその先には、私たちの常識を覆すような情景が広がっていた・・・。T.o.E.とはいったい何者なのか?科学者たちは、T.o.E.をつかまえることができるのか――?

監修: 大栗博司

カリフォルニア工科大学 教授 ・理論物理学研究所 所長/東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構 主任研究員。京都大学卒業、東京大学理学博士(素粒子論専攻)。超弦理論の研究に対し受賞多数。第一線の研究者であると同時に、理論物理学の魅力を一般向けに伝えるユニークな解説手法にはファンが多く、著書「重力とは何か」(幻冬舎)は15万部を超えるベストセラーに。これまで出版された解説書の累計発行部数は25万部を超える。「大栗先生の超弦理論入門 -九次元世界にあった究極の理論」(講談社ブルーバックス)で講談社科学出版賞を受賞。

監督: 清水崇

大学で演劇を専攻し、脚本家・石堂淑朗氏に師事。小道具、助監督を経て、3分間の自作映像を機に黒沢清・高橋洋監督の推薦を受け、監督デビュー。ホラー映画『呪怨』がヒット。サム・ライミ監督プロデュースのもと、USリメイク版でハリウッド・デビュー、全米ナンバー1を記録。『戦慄迷宮3D』、『ラビット・ホラー3D』など、3D映画も多く手がけ、実験精神あふれる演出で観客を魅了し続けている。シャイカー所属。

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3Dドーム映像作品『9次元からきた男』
(2016年/30分/3D/4Kドームマスター/7.1chサラウンド)
※2016年4月20日公開予定

監修:
大栗博司
監督:
清水崇
ビジュアル・ディレクター:
山本信一
出演:
ジェームス サザーランド、ヨシダ朝、橘ろーざ、岡安旅人
声の出演:
小山力也
脚本:
井内雅倫
撮影:
福本淳
照明:
市川徳充
編集:
金山慶成
音楽:
石田多朗
データ提供:
The Illustris Collaboration (宇宙シミュレーション)、CERN〔欧州原子核研究機構〕(加速器データ)
制作・CG/VFX:
オムニバス・ジャパン
企画・制作・著作:
日本科学未来館

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